認知行動療法とは、その人が「何を考え」、「どういう信念を持っているか」を問題にし、不合理な思考(考え方)を変えていく方法(『ナツメ社 図解雑学 臨床心理学』より引用)です。

例えばうつ病でしたら、
「自分は何をやっても駄目な人間だ」とか「自分は何の役にも立たない人間だ」という考え方を変えていくわけです。
何か失敗したときに、「今回は駄目だったが、自分が無能なわけではない」というふうに考えていきます。

例えば過食症だったら、
「また過食してしまった」→「明日から食べ過ぎなければいい」と考えます。

認知行動療法の代表的な例はA.エリスの論理療法です。
これは、「不合理な信念体系を発見した後に、反論してそれを変容して行く方法」です。

例:
「失敗してはならない」という思いこみを発見

「失敗しても、すべてが駄目ではない」という認知ができる

過食症への対処を考えてみますと、
1.嫌なことや腹の立つことがあったから過食する
2.過食によってそれらが解決するわけではない(不合理な信念の発見と反論)
3.嫌なことや腹の立つことへの合理的な対処法を考える
(根本的解決、ストレス解消、気晴らしを見つける、etc...)

専門家ではないので、あまりお役に立てなくてすみません。以下はサイトからの引用です。


その人のもののとらえ方や思考などによって、病気が引き起こされていることがあります。そこにひそむ問題点を少しずつ明らかにし、症状の改善を目指すのが認知行動療法です。

認知行動療法は、「刺激を受けたときの認知(考え方の癖、価値観、こだわり)に問題があると、体や行動面に悪影響を及ぼす」という考えが基本になっています。
認知行動療法

①認知のゆがみにつながったきっかけを明らかにする。
②認知のゆがみを患者さん自身に気づいてもらう。
③柔軟性をもった考え方に変えていく。

上記の手順で症状の改善を図り、「自分の考え方を変容していくことによって、気分や行動を、コントロールすることができる」ということを自覚できるように促していくものです。