アナタの人生1区間伴走プロ
CleverでCharmingを目指す
たなかともこです。
時々は専門をとった人として書いてみたい・・・が
世の中でなにがクエスチョンなのかが分からない
という致命的なことがありまして。
おかしいと思う事全部に反論してられないので
ひとつだけ ピックアップ というかたちで
ぽつぽつ書いていきたいと思います。
今日はワクチン について。
よく、「水銀が入ってるなんて!(A)」
「感染の危険があるのにやるなんて!(B)」
「保存料が危険すぎる!(C)」っていうけどね
もう論点がばらっばらすぎて
医療者としては 反論する気も起きない訳です。
(A)に関して言えばですが
(そしてこれ、(C)のことでもあるんですがね)
「人体に有害な構造をした無機物」
「人体に影響を及ぼしようがない無機物」
があることを知って 話してますかねぇ?
論調をみてると 水俣公害につながる
「水銀中毒」と直接つなげて考えてる人が多いんだろうなぁって
思う事が 多々あります。
公害を知ってるのは良いことです。
でもHg (水銀)が化学式に含まれるから
全部わるいわけじゃないのですよ?
話が長くなるので(そしてそのながーい説明をしてくれてるサイトもあるので)
ここでは水銀、はおいといてですね
みなさん、「エタノール」と「メタノール」は知ってます?
高校化学を学んだことのある方なら
かなりはじめの部分で出てきた名前だと思います。
これらは いずれも「アルコール結合」をもち
もちろん お酒にもなりうるんですが
身体への毒性がかなり違います。
戦後 安いお酒には「メタノール」が使われていて
沢山の健康被害(視力が落ちる)が出ていたそうです。
もちろん、現在メタノールをお酒に入れてたら捕まります。
エタノールは?
飲み過ぎ、はもう論外としても
ほどほどに、なら 私達の生活の一部として受け入れられてる
そういうものじゃないですか?
それが化学式で 人体にどういう影響があるか、の差です。
ワクチンで問題にされているのは「エチル水銀」
毒性は 水俣病とかの「メチル水銀」のほうがはるかに高く
そして含まれる量を問題にするくらいなら
世界から「ツナ缶抹消」したほうが世のためです。
(私はツナ缶大好きですけど)
それから(B)感染の危険、ね。
どれに感染の危険があって どれには「あり得ない」か
そんな違いがワクチンによってあること ご存知でしょうか?
ワクチンには「生(なま)ワクチン」「不活化ワクチン」というものがあり
まず後者で 感染することはあり得ません、理論上は。
だってウイルスの「一部分」
人間で言ったら「皮膚の一部」だけ
入れてあるんですから。
人間の皮膚を豚に移植して人間になります?ならないでしょ?
(まぁその前に 拒絶反応でその皮膚は落ちますがね)
生ワクチンっていうくらいだから
そのまま入れるんでしょ? 危ない!!!
って言われるかもしれないけど
インフルエンザの季節に インフルエンザ患者がわらわらいる病院で
2時間座ってる方が私は怖いとおもいますけどね。
濃度が全然違うし。
それに「感染経路」ってウイルスも細菌もすごくポイントで
血液感染するものは基本的に呼吸なんかで感染しない=出来ないように
通常の感染ルートではなく投与されたものは
病気として発症は「しにくい」のですよ。
しない、とはいいません。でも普通に考えてね、
増えにくい環境で「絶対発症する」って。・・どうだろうね。
もっと書けばいくらでも・・・なんですけど
私個人の意見としては
「社会の一員として 子供やお年寄り、免疫力の落ちた人が
ウイルスをもらって死亡する確率がはねあがる」ことに胸を傷めるか
「我が子や自分の感染などの危険をまちがってリスク評価」して
かかったらどうしよう・・・って思ってるかは
もう それぞれのひとの価値観だなって。
たまたま拾った宝くじがあたったらどうしよう。。。と心配して
かといってゴミ箱にもいれず その場で踏みつけて
みんなに『この落ちてる宝くじ、拾っちゃダメですよ!』っていう
今 ワクチンとかに反対意見を言ってる人達の多くが
そんな風にみえるんだよな、私には。
私は学校のことなんかで忙しい年齢の子供をもつ母として
「予防接種に連れてくの、めんどくさいんだよなー」あたりで
忘れたふりすることはありますけどね。
というわけで
私があんまり 医療のことについて書くのを
得手としない理由でもあるんですが
「お医者さんとしてどう思います?」みたいなのがあれば
いつでも教えて下さい。
私なりの視点(そしてふつーの母としての視点)で
書きたいと思います。
あ、特に感染症については 個人的にお勧めするんですが
辛口で信頼できる事を書くお医者さん
神戸大学感染症科の教授 岩田健太郎先生がいます。
彼は専門書はもちろん
一般のひともよくわかる言葉でコラム書いたり本書いたりしてます。
もし気になることがあるなら
彼の書かれているブログにも よく噛み砕かれた文章があるんで
オススメですよ。
CleverでCharmingを目指す
たなかともこです。
時々は専門をとった人として書いてみたい・・・が
世の中でなにがクエスチョンなのかが分からない
という致命的なことがありまして。
おかしいと思う事全部に反論してられないので
ひとつだけ ピックアップ というかたちで
ぽつぽつ書いていきたいと思います。
今日はワクチン について。
よく、「水銀が入ってるなんて!(A)」
「感染の危険があるのにやるなんて!(B)」
「保存料が危険すぎる!(C)」っていうけどね
もう論点がばらっばらすぎて
医療者としては 反論する気も起きない訳です。
(A)に関して言えばですが
(そしてこれ、(C)のことでもあるんですがね)
「人体に有害な構造をした無機物」
「人体に影響を及ぼしようがない無機物」
があることを知って 話してますかねぇ?
論調をみてると 水俣公害につながる
「水銀中毒」と直接つなげて考えてる人が多いんだろうなぁって
思う事が 多々あります。
公害を知ってるのは良いことです。
でもHg (水銀)が化学式に含まれるから
全部わるいわけじゃないのですよ?
話が長くなるので(そしてそのながーい説明をしてくれてるサイトもあるので)
ここでは水銀、はおいといてですね
みなさん、「エタノール」と「メタノール」は知ってます?
高校化学を学んだことのある方なら
かなりはじめの部分で出てきた名前だと思います。
これらは いずれも「アルコール結合」をもち
もちろん お酒にもなりうるんですが
身体への毒性がかなり違います。
戦後 安いお酒には「メタノール」が使われていて
沢山の健康被害(視力が落ちる)が出ていたそうです。
もちろん、現在メタノールをお酒に入れてたら捕まります。
エタノールは?
飲み過ぎ、はもう論外としても
ほどほどに、なら 私達の生活の一部として受け入れられてる
そういうものじゃないですか?
それが化学式で 人体にどういう影響があるか、の差です。
ワクチンで問題にされているのは「エチル水銀」
毒性は 水俣病とかの「メチル水銀」のほうがはるかに高く
そして含まれる量を問題にするくらいなら
世界から「ツナ缶抹消」したほうが世のためです。
(私はツナ缶大好きですけど)
それから(B)感染の危険、ね。
どれに感染の危険があって どれには「あり得ない」か
そんな違いがワクチンによってあること ご存知でしょうか?
ワクチンには「生(なま)ワクチン」「不活化ワクチン」というものがあり
まず後者で 感染することはあり得ません、理論上は。
だってウイルスの「一部分」
人間で言ったら「皮膚の一部」だけ
入れてあるんですから。
人間の皮膚を豚に移植して人間になります?ならないでしょ?
(まぁその前に 拒絶反応でその皮膚は落ちますがね)
生ワクチンっていうくらいだから
そのまま入れるんでしょ? 危ない!!!
って言われるかもしれないけど
インフルエンザの季節に インフルエンザ患者がわらわらいる病院で
2時間座ってる方が私は怖いとおもいますけどね。
濃度が全然違うし。
それに「感染経路」ってウイルスも細菌もすごくポイントで
血液感染するものは基本的に呼吸なんかで感染しない=出来ないように
通常の感染ルートではなく投与されたものは
病気として発症は「しにくい」のですよ。
しない、とはいいません。でも普通に考えてね、
増えにくい環境で「絶対発症する」って。・・どうだろうね。
もっと書けばいくらでも・・・なんですけど
私個人の意見としては
「社会の一員として 子供やお年寄り、免疫力の落ちた人が
ウイルスをもらって死亡する確率がはねあがる」ことに胸を傷めるか
「我が子や自分の感染などの危険をまちがってリスク評価」して
かかったらどうしよう・・・って思ってるかは
もう それぞれのひとの価値観だなって。
たまたま拾った宝くじがあたったらどうしよう。。。と心配して
かといってゴミ箱にもいれず その場で踏みつけて
みんなに『この落ちてる宝くじ、拾っちゃダメですよ!』っていう
今 ワクチンとかに反対意見を言ってる人達の多くが
そんな風にみえるんだよな、私には。
私は学校のことなんかで忙しい年齢の子供をもつ母として
「予防接種に連れてくの、めんどくさいんだよなー」あたりで
忘れたふりすることはありますけどね。
というわけで
私があんまり 医療のことについて書くのを
得手としない理由でもあるんですが
「お医者さんとしてどう思います?」みたいなのがあれば
いつでも教えて下さい。
私なりの視点(そしてふつーの母としての視点)で
書きたいと思います。
あ、特に感染症については 個人的にお勧めするんですが
辛口で信頼できる事を書くお医者さん
神戸大学感染症科の教授 岩田健太郎先生がいます。
彼は専門書はもちろん
一般のひともよくわかる言葉でコラム書いたり本書いたりしてます。
もし気になることがあるなら
彼の書かれているブログにも よく噛み砕かれた文章があるんで
オススメですよ。