どうしましょう。
毎朝起きません。
目覚ましも、母の声も効果なし。
しつこい!
うるさい!
わかってる!
先に下に行け!
そこまでキレるなら起きてるじゃん。
でも動かない。
そしてプンスカしながら遅刻またはギリギリで学校に行く。
毎朝私のストレスといったら。
小学校で散々私の話を聞いてくださったカウンセラーのあのお方ならきっとこう言うでしょう。
起きなきゃならない理由がないんでしょうね
彼女は、それはもう大ベテランの肝のすわったお方で、そして息子の真の理解者でした。
ご両親の強い想いと愛情をシャワーのように毎日浴びてる彼の中には、人として大切なものがちゃーんと降り積もっているから大丈夫、お父様のような素敵な大人の男になりますよ。
そう言って私のモヤモヤをいつも整理してくださった。
そして卒業間近の最後のお喋りでは、息子とのこれからのため心に刻むべき言葉をくださった。
お母様は彼の後ろをついて行ってくださいね。
なんと重い言葉でしょう。
私は彼女の言葉を道標に、彼が一人前の男に成長するのを見守ろうと心に誓いましたね。
今までもこれからも私が道に迷ったとき、彼女ならなんと言うかを考えながらやっていくに違いないと思う。
今日は早朝からバスケの遠征だがやっぱり起きず。
まあいいや、君が行かないなら私はもう一度寝るね。
カーテンを閉めてベッドに潜り込んだ私。
すると彼はガバっと起きてバタバタと階下に降りていき、
このカレーパン俺の〜?
と聞く声が聞こえてきた笑
何が効果的なのかわからないけど。
次も同じ方法が使えるわけではないけど。
試行錯誤しながら彼の後ろをついて行きますわ。