ダウンで最後に書いた、口では勝てないと悟った時の話。

息子がまだ、4歳くらいの頃。

彼は、ウルトラマンとか戦隊ヒーロー好きなどちらかと言えばヤンチャ目なタイプ。

近所には、年の近い子がたくさんいたんだけどよく遊んでいたのは、ひとつ下のトーマスとかが好きな男の子。

 

ある時、外で遊ぶのに、息子がテレビマガジン付録の「仮面ライダーなりきリセット」で

全身仮面ライダーになりきっていた時、そのお友達が来て、怖くて泣いてしまって。

私もお友達泣かしてまでその格好でいさせるわけにもいかず、息子に脱ぐように言ったら

息子も泣いてしまって。

でも、しばらく泣いてから息子、お面を取ってそのお友達に

「テレビの仮面ライダーこわい?」

「ううん、怖くない。」

「じゃあ、俺が仮面ライダーの格好していても怖くないよね。」

と言い、その男の子とそのお母さん、そして私も啞然。

 

論破と言えるほどではないけど、うわーと思った瞬間でした。

ちなみに2歳半離れた妹である娘は、ウルトラ人形でままごとしてたかもしれない。

ひたすらしゃべる息子との対比で、その頃の娘は大人しいけど

地味にいたずらばかりしてたことしか覚えていない。

 

いつの間にか息子は過去のやんちゃなところは削ぎ落とされ、

優しく、年上マダムからかわいがられるように。

 

娘は、毎日、なんでこんなに…というくらい電話でしゃべり、

帰省した時には、話すことがないという、なんとも…な関係になっている。