このオフの時間を使って卵子凍結しました。
23歳でプロになった当初は37歳になる年で、まだ競技に出ていると想像できませんでした。
1年1年必死にやってきたら時間が過ぎていました。
歳を重ねて出来なくなったこともありますが進化していることもあって、まだまだ上手くなりたいし競技を続けたい。
だけど時間は待ってくれません。
最近は20代で結婚するプロも珍しくないですが、30代や40代で結婚し子供を作るのに苦労している先輩プロは少なくありません。
そんな先輩達にずいぶん前から卵子凍結を勧められていました。だけど、どこか他人事。私は子供欲しいと思わないから。と考えていました。それより、ゴルフ、ゴルフ。と。
今も急に子供が欲しくなったというわけではありません。
その選択肢を持つことで変な迷い無く、せっかく手に入れたこの1年のヨーロッパツアー出場資格を、心置きなくやりきりたいと思った事が1番の理由です。
この道を進むと決断してやっていても、人間ですから迷うこともあります。
卵子凍結したからといって、子供が産めると決まったわけではありません。
だけど、可能性を残す事、今できる努力をしないで後悔をしたくなかった。
ゴルフだけが人生じゃ無いし、結婚や子供を産み育てる事だけが人生の価値では無いかもしれません。
でも何かを諦めるという選択をまだしたくありません。
ゴルフが生涯スポーツだからこそ、女子プロゴルファーにこの選択肢を考えてほしいと思います。だからといって、全員が卵子凍結した方が良いとも思いません。費用もかかるし、身体へのリスクもあります。
プロゴルファーだけでは無くて女性の選択として、女性だけではなく男性にも、娘を持つ親にも。選択肢として知って欲しいと思います。
卵子凍結という選択ができる時代にいられることに、感謝しています。
精一杯、やれること、頑張ります!!!