小さな花に出会いました | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

ある植物園で
色も形も大きさもピッタリ好みの花に出会いました。
 
グーグル先輩に聴いたら
勿忘草(さすれなぐさ)と教えてくれました。
これが忘れな草だったんですね。
 

画像検索すると、すこし違う雰囲気の忘れな草もあるようです。
 
この画像は、一つの花が5ミリ程度の大きさで
色はくっきり澄んだブルー、青空の色。
か弱そうですが野生の中で咲いているからには、たぶん力強いはず。
 
一目ぼれしました。
こんな花を探していたんだよ~という気持ち。
元からご存じの人が聴くと、今頃知ったの?と思われるでしょうね(^^♪
自分がいなくなる時、
私はお墓にいたくないし、お墓に入れないでと頼んであります。
残された家族からすれば面倒な頼み事です。
 
すでにお墓はあるのだから、
お寺と業者任せするのがらくなのです。
でも、自分の最後は自分で決めたい。
いろいろ我慢してきたから(意味深です)、最後の居場所はあのお墓にしないでとお願いしてみました。
しぶしぶ了承を得ましたが、
さて、本当に希望通りにいくかな?
 
ま、とりあえず希望は伝えたからね。
 
そして私は、どこにいるかと言えば
「小さな花」のそばにいるのです。
香り高いハーブでもいいし、春先に咲くもっと小さな花でもいい。
花が咲かなくてもいいんです。
植物と一緒にのんびり過ごしていきたい。
 
点々と植物の間を飛んで好きなところに行くのです。
好きな人のそばで見守っていきたい。
元気がない時は勇気づけてあげたい。
 
決めた、私の終の棲家の第一候補は忘れな草にしよう。
名前も、楚々とした静かな佇まいも、心が落ち着く色も形も
ほんとにほんとにかわいいです。