昨年11月頃に受けた税務調査の結果がようやく届いた。

結果から申し上げると、「修正申告の必要なし。」

まぁ当然といえば当然であるが、この通知を受けるまでは生きた心地がしなかった。

個人情報、プライバシーなどお構いなしの税務調査。

今後の人生で二度と経験したくないできごとである。

さて、借金問題であるが、あれから一向に減ることはなく、むしろ増えている。

それは、もう行かないと誓ったはずのパチンコへ行ってしまったからだ。

数日前に、元プロ野球選手の清原が覚せい剤で逮捕されたが、覚せい剤中毒でほぼ毎日のように覚せい剤を食らっていたようだ。

覚せい剤常習者は、その快感を脳が記憶しているというが、ギャンブルも同じだ。

その日暮らしの僅かな軍資金を握りしめ、たった一時の快感と僅かな泡銭欲しさに通い詰める。

今こうしている間にも、日本全国のパチンコ店に一時の快感を求め、散財している人々が数万といるのだと思うと、本当にどうにかしたいと思う。

既にギャンブル依存症である私がこんなことを言えるはずもないが、だからあえて同じような過ちを繰り返している人には読んで欲しい。

その1,000円、その10,000円があるなばら、家族のために使おう。

1,000円あれば立派な昼食にありつけるし、10,000円があれば家族と楽しい夕食の一時を過ごすことができる。

その1,000円、10,000円をギャンブルに使うのであれば、今すぐATMへ行き借金返済に充てよう。

今の私の依存脱出方法は散歩。

散歩はいろいろなことに気づかせてくれる。

だから、今まさにパチンコへ行こうと考えている人は散歩に行ってほしい。

絶対に、あなたにとって新たな発見があるし、自分を見つめ直すいい時間となるから・・・。
数週間前、自宅のポストに『調査の事前通知について』なる封書が投函されていた。

昨年で住宅ローン減税も終わってしまったため、その通知か何かと思って封を切ってみると・・・。

平成22年~24年分の所得税等の調査・・・などと記載されていた。

何だか小難しい国税通則法第何条などという記載があり、慌てて調べてみると『税務調査』というものであることが分かった。

急いで税務調査について調べてみると、要は所得隠しによる脱税の疑いが掛けられているということらしい。

書面に記載されていた連絡先に電話すると、若そうな税務署職員が対応し、

(税務署)『あたなの平成22年~26年の所得を確認させてください。』

(自分)『別にいいですけど、私に何か疑いが掛けられているということですか?』

(税務署)『何か副業をされていませんか?例えばYahooオークションとか?』

(自分)『数年前まではやっていましたが、今では落札しても出品はしていないです。』

(税務署)『そうですか。いずれにしても自宅に伺いますので、調査をさせてください。●●日の10時からご都合はいかがですか?』

(自分)『分かりました。空けておきます。』

なんてやり取りをして1週間後にこの税務調査の日を迎えた。

朝からソワソワしながら自宅で待っていると、流石お役所。約束した時間ピッタリにインターフォンが鳴った。

応答し玄関を開けると、そこには50代の男性と20代の男性の2名が立っていた。

どんな調査をされるのか全く知らず、とりあえず居間に通すと二人から名刺を受け取った。

50代の男性の名刺には『上席国税調査官』、そして、20代の男性の名詞には『財務事務官』と記されていた。

名刺を受け取るとすぐさま今度は警察手帳のようなものを差し出され、この時点で世間話しで済むような容易いことではないのだなと察した。

ソファーに腰掛けると、最初は他愛もない世間話しであったが、本題に入ると急にカバンの中から分厚いファイルや二人お揃いの記録紙を取り出し、私の発言した一言一句をすべて記載していた。

実は、数年前から、妻が私のIDを使用しオークションの代理出品を請け負っていたのである。

私自身もそのことは知っていたし、妻が代理出品していた落札代金も、一切私たちの口座に入ることなく、依頼者の口座へと振り込まれ、私の口座に請求される落札手数料のみを依頼者から受け取っていたのである。

しかし、オークションシステム上では私のIDで出品しているため、落札代金は全て私の売り上げとして表示される。

要するのに、税務署はこの金額に疑いの目を向けてきたのである。

ここからが想像以上の厳しい調査の始まりであった。

命に掛けて所得隠しや脱税はしていないと誓える。

でもこの調査は本当に辛い。

税務署の調査官2人が実際に見たものは次のものである。
●パソコンの中身
(実際にパソコンを設置している部屋まで入り込んで調べられる。一つ一つのファイルの中身も全部チェック。)・・・私も男だからね、男性が興味をそそる分野へのアクセスもすべて調査官にばれてしまった。

●机の引き出しの中。書棚の全て。
(徹底して調べる。封筒なども一つ一つ中身を確実に見る。)

預金通帳
(金融機関名、口座番号、口座名義、すべてをメモっていく。そして、いちいちこの口座は何のために作ったのか?この振込は何の振込か?そんなことまで聞く?というほど本当にしつこく聞いてくる。)

●携帯電話の中身
(パソコンと同じように履歴やメールの中身まですべて見る。)

●妻のバックや手帳
(税務調査を受けた日は、妻は仕事が休みで外出中でり、持ち主不在で本人に了解を得ることもなくバックの中身、手帳の1ページ1ページの全てを見る。)
※今回の件で、隠し事などは一切ないから家の中を隅々見てもらっていいが、所有者も居合わせてなく、了解もしていない中で、いくら税務調査だからと言ってすべてを見る権利があるのかいささか疑問を感じた。調査対象は私個人であって、今回の調査は妻ではないはずなのに。

全て見終わると再度居間に移動し、さっきまでパソコンのあった部屋で聞いてきたことを再び聞いてくる。

恐らく、私の発言が二転三転するのを伺っていたのだろう。

もう最後の方は、色々なことを聞かれ過ぎて、何を聞かれどのように回答したか記憶にない。

本当に、それほど辛く厳しい調査であった。

でもこれで終わりではない。

結局のところ、Yahooオークションから引っ張ってきた情報と私の持つ口座の取引履歴が一致しないため、私たち家族が持つすべての口座の取引明細を職権で調べるそうだ。

そして、妻が代理出品していた依頼主にも調査の手が及びそうだ。

借金地獄ながら、いい正月を迎えたいと望んでいただが、そんなささやかな望みさえ叶わないのだろうか?

この世に神というものが存在するのかと問われれば、存在していてほしいという希望はあるものの、今回の調査を受けた今では『神はいない。』と答えるだろう。

そうそう、税務署は私の借金地獄の状況もすべて把握していった。

把握した代わりに借金が減ればいいんだけどね(笑)

それと、代理出品の求人などがよく出ているが、在宅ワークの一つとして選択するのは絶対に止めておいたほうがいい。

今回の我が家のようなケースにならないためにも。

今後、オークションの関係で税務調査を受ける予定のある方はコメントから質問してください。
私が経験した中で参考になるものがあるかもしれませんからね。




妻が私の知らないところで作った借金が、そもそもの地獄のスタート。

俺が知った時には既にどうにもならない額に膨れ上がり。毎月がジリ貧状態。

この事実を知った時には、真剣に離婚を考えた。

でも、事実を知った日から既に6年。

今でも仲良く一緒に生活している。

妻が打ち明けてからは、俺が家計の管理をするようになるも、ギャンブルの甘い囁きにハマりものの見事に700万円の借金を抱えることに。

正直、ギャンブル依存症だと思う。

本当に止めたい。

でもギャンブルで勝った金額を借金返済に充てようなんて甘い考えでね。

本当に今は悪循環だよ・・・。


でも、絶対にギャンブル止めて債務整理などすることなく、自分で作った借金だから必ず返すよ。

いつかは新婚旅行で行ったハワイに家族4人で行きたい。

いや絶対に行くよ。

だから皆見ててね。俺の借金地獄からの脱出とギャンブル依存症からの立ち直りをね。

生きるか死ぬかの生活レベルだけど、絶対に死ないぞ。

生き返ってみせる。