前半は音楽あり(テイク2)/後半は音楽なし(テイク3)、お好みでどうぞ。
高村光太郎「智恵子抄」より「亡き人に」を朗読しました。
 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 


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【亡き人に】

雀はあなたのやうに夜明けにおきて窓を叩く
枕頭ちんとうのグロキシニヤはあなたのやうに黙つて咲く

朝風は人のやうに私の五体をめざまし
あなたの香りは午前五時の寝部屋に涼しい

私は白いシイツをはねて腕をのばし
夏の朝日にあなたのほほゑみを迎へる

今日が何であるかをあなたはささやく
権威あるもののやうにあなたは立つ

私はあなたの子供となり
あなたは私のうら若い母となる

あなたはまだゐる其処にゐる
あなたは万物となつて私に満ちる

私はあなたの愛に値しないと思ふけれど
あなたの愛は一切を無視して私をつつむ

昭和一四・七

底本:「智恵子抄」新潮文庫、新潮社
   1956(昭和31)年7月15日発行
   1967(昭和42)年12月15日43刷改版
   1984(昭和59)年12月15日79刷
※詩歌の天は、底本では、散文の二字分下に設定してあります。
入力:たきがは、門田裕志
校正:松永正敏
2006年12月20日作成
2014年6月16日修正

●【人物について】
高村 光太郎(たかむら こうたろう)
1883年(明治16年)3月13日 - 1956年(昭和31年)4月2日)
日本の詩人・歌人・彫刻家・画家。
●【主な著作/詩集】
道程
智恵子抄(新潮文庫・角川文庫)
をぢさんの詩
記録
智恵子抄その後
典型
暗愚小伝
●【エピソード】
ニューヨーク留学以前はユージン・サンドウが世に広めた「サンドウ式体操」で肉体を鍛えた。
ニューヨーク留学時に通学した芸術学校のクラスメイトが頻繁に高村の作品に悪戯をした。
これに高村は立腹したが、レスリング経験のある主犯格の男と教室を舞台に高村は柔道、相手の男はボクシングのスタイルで試合をすることとなった。
高村はサンドウ式体操で鍛えた腕力で相手の男を締め上げ、それ以降クラスメイトからの悪戯はなくなった。
晩年「作品への悪戯がなくなり幸いであった」と懐述している。
1942年に与謝野晶子が亡くなった際、青山斎場で行われた彼女の告別式で光太郎は弔辞を読んだ。