皆さんこんにちは、W杯4大会の転戦を終えた深谷知広です。

今シーズンのW杯の転戦が終了し、その中で私は金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個の合計5個のメダルを獲得する事が出来ました。

今まで周りの仲間たちの活躍を見て写真に収める事ばかりだった私が今回の結果を収めることが出来とても嬉しく思います。

せっかくなのでメダルを一つずつ振り返ってみましょう♪

自身初となったグラスゴー大会スプリントの銅メダル。

この大会では日本人初となる予選シード権を獲得する事ができ私自身も驚きが有りましたし、失敗がある中での自己ベスト更新で調子の良さを感じていました。

そのシード権のメリットを感じながら余裕を持った勝ち上がりで準決勝での世界チャンピオンとの対戦で敗れはしましたが彼との現状の差を身を持って感じることができ、とても良い経験になりました。

その後の銅メダル決定戦では、私としては、ほぼ完璧にレースを進めることができてW杯スプリントでは14年ぶりの銅メダル獲得となりました。

前大会と同じ銅メダル。

香港大会ではグラスゴー大会で銅メダルを獲得した事によって自信が生まれ、落ち着いてレースを進めることが出来ました、そしてベスト8に日本人が3人入る結果は私が知る限りでは史上初だと思います！

前回大会と同じメンバーになったベスト4での準決勝ではヨーロッパチャンピオンとの対戦、前回同様にここでの敗戦となりましたが、世界、ヨーロッパのチャンピオンと戦えるまでに成長した嬉しさも有りました、銅メダル決定戦では安定して勝つことができ、連続での銅メダル獲得で前回大会のメダルが偶然ではなかったことが証明出来た大会となりました。

そして初の金メダル。

前回大会では1回戦で敗退のチームスプリントでしたが、そこではチームベストの更新そして世界チャンピオンに何度もなっている強豪のニュージーランドをギリギリまで追い詰めることができ、我々としても失敗があった中での敗戦だったのでチーム内でも次はイケる！と前向きな気持ちになっていました。

その気持ちの中で迎えたニュージーランド大会で予選から決勝までどんどんタイムを上げることができ1回戦で日本記録を更新、しかし私はそれを知りませんでした、何故なら1回戦をトップのタイムで通過することで金メダル決定戦に進出が決まっておりそこでは既に金メダルを獲得する事しか見えていませんでした、決勝戦ではチーム全員が最高の走りをすることができ日本記録をさらに更新しての優勝という最高の結果となりました。

連続銅メダルを獲得してから挑む大会。

グラスゴー、香港と銅メダルを獲得し挑む事となったスプリントで、それまでに敗れているオランダの2人が居ない事で周りからも、自分自身でも金メダル獲得の期待が高まっていました、今までに無い気持ちで挑むスプリントに違った緊張感を感じながらのスタートに加え、チームスプリント後から全身の激痛による寝不足で1日を通してスッキリしないままの大会になってしまい決勝で敗れて銀メダルという結果になってしまいました。

ここで感じたのは、1発の強さはある程度世界のトップレベルに追い付いてきた実感は持てましたが連戦を通して闘うタフさがまだ整っていない実感も持つことが出来た大会となりました。

連続の金メダル

今まで闘ってきたメンバーの雨谷に代わってブリスベン大会ではBMXライダーの長迫吉拓が第1走を務める事になりドリームシーカーでのエントリーとなりました。

連携が大切なチーム種目という事もありチームから離れていた選手とのぶっつけ本番の出走に少し不安はありましたがそれを上回る自信があり落ち着いてレースに挑むことができました。

予選では多少の失敗がありましたが次のレースまでの限られた時間の中で話し合い、修正をし勝ち進むごとにタイムを上げていき連続での金メダルを獲得することができました。

今まで共に闘ってきたドリームシーカー初の金メダルを獲得することができ3人で表彰台の真ん中に乗る事でここまでサポートして下さったドリームシーカースタッフに結果で恩返しが出来た事にとても嬉しく思いましたが、結果での最大の恩返しはオリンピックで金メダルを取る事だと思うのでそれまで全力で頑張っていきたいと思います！

これでW杯の参加は終了し、短距離では金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル5個の合計7個のメダルを獲得することができその内6個がドリームシーカーの選手が獲得という結果になりました。

しかしこれはゴールではなく世界選手権そしてオリンピックを闘うスタート地点ににしっかりとした土台を持って挑める準備が整ったに過ぎないのでここまではしっかりと喜んでこれからは、そこに向かって気合いを引き締めなおして頑張りたいと思います。

長くなりましたが今期のW杯の振り返りをしてみました。

おしまい。

W杯振り返り