香川編、高松市の続きです。

今回は同じ公園内にある高松城と披雲閣(旧松平家高松別邸)を合わせてご紹介します。

 

高松城・披雲閣(旧松平家高松別邸)

訪問年月日:2014年2月11日・2022年1月29日・2022年7月17日

所在地:香川県高松市玉藻町

私のアクセス方法:ことでん高松築港駅から徒歩すぐ

棟数:重要文化財建造物7(4+3)棟

 

高松城は安土桃山時代に生駒親正によって築かれた平城で、その後江戸初期に城主となった水戸黄門の兄にあたる松平頼重が改修したものが現在に至ります。

 

日本三大海城に数えられ、現在も堀には海水が引き込まれています。

 

城跡の一部が玉藻公園として整備されており、公園の東側に駐車場があります。

 

ことでんの高松築港駅から徒歩ですぐ、JR高松駅からも徒歩5分もかからずに着けると思います。

 

 

重要文化財建造物 7棟

 

高松城

①北之丸月見櫓

築年数:347年(1676年 江戸時代)

 

北之丸の端にある三重三階の櫓です。出入する船を監視する役割から着見櫓ともいわれていたそうです。黒い長押が走っているのが特徴的です。

普段は中に入れませんが、時折内部公開をしているようです。

 

 

内部の様子

 

正面には三の丸が見えます。

 

 

 

②北之丸水手御門

築年数:~1867年(156年~ 江戸時代)

 

月見櫓と渡櫓の間にある一間薬医門です。海に面した珍しい城門で、参勤交代の際に藩主がここから舟に乗って沖にある大きな船に乗り換えたそうです。

 

 

 

 

開くと海水が見えます。

 

 

③北之丸渡櫓

築年数:~1676年(347年 江戸時代)

 

水手御門の南にある一階建ての櫓です。

 

 

 

④旧東之丸艮櫓

築年数:1677年(346年 江戸時代)

 

駐車場から入ってすぐの桜の馬場に建つ櫓です。元は東之丸にありましたが1965年に現在の場所に移築されました。かつて東之丸だったところには香川県立ミュージアム等があります。

 

 

 

 

披雲閣(旧松平家高松別邸)

⑤本館

築年数:1917年(106年 大正期)

 

三の丸の敷地のほとんどを占める広大な建物で、市民活動に利用されており、普段は見学できません。

 

玄関

 

 

 

⑥本館付倉庫

築年数:1917年(106年 大正期)

 

本館の東にある木造、桟瓦葺の倉庫です。近くでは見られませんが、本館の北側からその屋根と一部を見ることができます。

 

 

⑦倉庫

築年数:1926年(97年 大正期)

 

本館付倉庫のすぐ近くに建つ土蔵です。こちらも近くでは見られませんが、本館の玄関から少し東に行ったところや、本館の北側から少し見えます。

 

本館の北側から

 

 

本館玄関の東側から

 

 

2022年に桜御門が再建されました。

 

 

 

高松城にはかつて岩国城や萩城のものに似た唐造の天守がありまして、写真も残っているのでそのうち復元されるのではないかと期待しております。

 

今は天守台のみが残ります。

 

 

現在も海水を引き入れているため、その量を調節する水門も残っています。

 

 

日本100名城に選定されており、海城という珍しい構造をしているため、見応えのあるお城です。

高松に来られた際はぜひお立ち寄りください。