昨日の続きです!
いつもは寡黙な棟梁が帰り際、私たちに話しかけてきました
色々現場の進捗状況などを話してくれた後、
棟梁「あの先週の金曜日の件って聞かれてますよね」
(雨漏りの件)
「あーはいはい。すぐ気付いていただいて助かりました。ありがとうございます」
棟梁「実はあの前の2週間くらい私が現場に入ってないことがあったんですけど、あれには理由がありまして」
んん??
上棟の手伝いって聞いてますけども
棟梁「最初の頃、家の外をブルーシートで囲ってあったの覚えてますか?」
「はい。ブルーシートでしたね」
棟梁「あれだとどうしても雨が入ってくるのを防ぎきれないんですが、中が雨で濡れてもブルーシートだと気づかないんです」
そうなん!?素人はむしろ今のペラペラの防水シートより安心感があったわ。
棟梁「それで、私の方から早く外の防水をして欲しいと言ってたんですが、ホームエンジニアさんと紙屋さんの調整がどうもうまくいかなかったみたいで。」
棟梁「このまま進めて、後でやり直しになるのは絶対嫌です、と伝えて紙屋さんが入るまでこちらの現場を休ませてもらいました」
えぇーーーーーーーー。
全然現場進まへん、って心配やったけど、
他の現場行ってるんかな。
私が見に来てない時間に来てるんかな。
とか自分を納得させてました。
ですが、
まじで大工さんがボイコットしてたーーーーーーー
ちょっと現場トラブってるやん。
中の現場が止まっていたのは、断熱材が終わって、床が張り終わったところです。
棟梁としては次の室内ボードを貼る、という段階は引き返し出来ないところ、やり直してはいけないところという判断なんだと思われます
各工程の業者を手配したり、工事期間を管理するのは現場監督であるホームエンジニアさんの仕事です。
ただ、ホームエンジニアさんも手配を忘れていたのではないと思います。
天候などで左右される現場ですし、人の手配がスケジュール通りいかないこともあるでしょう。
ホームエンジニアさんも間に挟まれて、大変だったろうな、と思います。
棟梁「家っていうのは」
「施主様、ご家族様の夢が詰まったものじゃないですか。その夢のお手伝いをするのが私の仕事だと思ってます。それにお金もすごくかかるものですから、そんな大切な家をやり直すようなことは絶対したくないんです。」
棟梁…!!神すぎる!!!
うちを建ててくれてありがとうございます
と心から思いました
その後は雨漏りしていた時の様子や
ルーフィングが風で煽られてめくれる、ということは滅多にあることではなく、全くの想定外だったこと。
2階はまだホームエンジニアさんの最終確認が出来ていないから、養生せず乾燥させ、室内ボードも貼っていないこと。
などを話してくれました
「滑り台ももうすぐ出来ますか?」
棟梁「材料は届いてますから、そろそろですね」
「施工大変ですよね。手をかけさせて、すみません」
棟梁「慣れてるから全然問題ありませんよ」
「私、二級建築士の資格を持っていて枠組みや構造も理解してますし、大工技能の資格も持っていますので安心してください」
ほえー。。。本当にすごいな
意識が高い上に勤勉家なんだなぁ。
そんな人がうちを施工してくれてるなんて、本当にありがたいことです
棟梁「休んでいた分、少し遅れているので今日も作業していましたが、音があまり出ない作業をしていますのでご近所さんのご迷惑にはならないよう気をつけてます」
そこまで気にしてくれてるなんて有難いです
「あ、じゃあ明日来ます?」
差し入れのために聞いたんですが…
棟梁「はい。あ、でも大工の仕事って土台伏せとか上棟とか1人じゃ出来ない仕事もあるんですよ。この現場も上棟の時は10人以上来てくれたので、その分10何人の手伝いに行かなきゃいけないんで、その辺はご理解ください」
はっこれは、、
これからは毎日来いよって言ってると誤解されている…??
っていうか、、
現場が止まっている時に、現場が進んでいないとホームエンジニアさんに問い合わせたことが棟梁にまで伝わっているようだ
気まずい…。。。
あの、、、別に毎日うちに来いとも思ってないし、ちゃんと現場が進んでるなら全然気にしません
と思っているのですが、そんなことも言いづらく、、
「そりゃそうですよ!上棟の時、たくさん来てくれましたもんね!
じゃ!これからもよろしくお願いします」
と言って現場を去ったのでした。
なんか、
どういうニュアンスで棟梁に伝わったかわかりませんが、
人伝てにクレームを聞く、って実際以上に大げさに伝わるじゃないですか。
あぁ…気まずい。。。
これまで以上に差し入れ良いもの持ってこ。差し入れは喜んでくれてるみたいだし。
現場からは以上です。
おしまい。