その前に、何故だか今朝はぼーっとしていて五反田にいくつもりが、京浜東北線に乗ってしまい、気付いたら大森!!

あわてて品川に戻り、山手線に乗り換えて五反田に向かいました。なんてこった

会場は五反田文化センターで、駅からちょっとあるのですがとてもきれいな場所でした。出来立てなのかな?新しい建物の匂いがしました。

9:30より、キャンサーコネクトの賢見さんのオープニングトークからスタートしました。
賢見さんは私も参加させてもらっている「がんと暮らしを考える会」の代表でもあります。

まず初めは製薬会社で教育研修をされている内田峰登氏です。
製薬会社が開発している医薬品は、長い開発期間と高いコストがかかって世の中に医薬品が出てきます。
何故それだけの年月とコストがかかるかというと、臨床試験をして効果と副作用を確認してから承認されるというプロセスを踏むからです。
確かにドラッグラグという問題がありますが、あわてて承認をしてもイレッサのように発売して副作用患者さんが多く出て、のちに日本人と欧米人の体質の違いで問題があったということがわかることもある。そういったことを考えると海外で使用されている抗がん剤を日本でなんでも使っていいというわけにはいかないのではないだろうか。
患者さんに安心して薬を使用してもらうためには、医師とMRがタッグを組んで薬を育てる(育薬)をしていかなければならない。
そして正しく使用してもらうために様々な規制の中で自社製品を売っていき、そのことが患者さんの幸せになるようにMRは頑張っている、というお話でした。

次はくれクリニックの呉 兆礼先生です。
先生からは胃がんの治療に関するレクチャーをしていただきました。
胃がんは胃の内側から発生し、だんだん表面のほうに進行していきます。
早期がん、進行がんはその深達ぐあいで決められます。様々な性質のがんや進行、転移などによって、手術や治療が決まり、抗がん剤はその選択の中の一つです。
治療は様々あるなかで、治療方針を決めていくのは、医師と患者さんの信頼関係のなかで一緒に選択をしていきます。呉先生自身はの恩師から、「医者ではなく、居者になれ」という言葉から、手術をして患者さんを治療していくこともいいがもっと近くで仕事をしたいとの思いで開業されたとのことです。
私はサンタの変装をして患者さんの家に往診している写真がとても印象的でした。

お二人のお話のあとはパネルディスカッションでした。
Q ここ10年くらいのがん治療の変化はどのようなものですか?
→日本人はどうしても我慢をしてしまい、がんの治療ときに痛かったりつらかったりしても我慢をしてしまうものでした。しかしがんが痛いのは当たり前という時代ではなく、痛みは我慢せず、緩和していく方法もある。私は患者さんに「がまんしなくていいんだよ」といいたいと思っています。(呉先生)
→分子標的薬の登場など狙ったがん細胞に攻撃をする薬の登場、麻薬の貼付剤がでてきたことなどが薬剤の変化として感じられます。麻薬の使い方も末期で激しい痛みに使っていたものが、もっと前から痛みをコントロールするというようになってきています。貼付剤はそういった治療者側の変化によって出てきたものです。(内田氏)
Q 抗がん剤治療は高額な医療費がかかります。どのくらいかかりますか?
→確かに高いですね。医療費も患者さんによって異なります。なぜならば抗がん剤は見えない敵との戦いでもあるからです。若い人と高齢の人でも考え方は違うでしょうし、がんに対してたたかう人もいれば、受け入れる人もいる。そのため、一律に答えを出すことはできない。しかし、コストを少し減らしたいということなら今後はジェネリックという選択肢もある。残された時間への考え方によっても異なる。しかしどういった選択をするにしても、よく医師と患者さんが相談して選択肢を選んでいく必要がある(呉先生)
→高額医療費に対しての限度額適応申請などの方法もある。多くの制度を利用してください。意外と知られていません。(内田さん)
→目安となる金額を知るために がん治療費.comなどを参考にしてみるのもいいですね。(賢見さん)
もっとこのセッションは聞きたかったですね~~


最後の締めはキャンサーコネクトの藤田さんのプレゼン

めちゃ熱い
がん患者さんのソーシャルペインを緩和するための保険とは!彼の想いがとてもよく伝わりました。
現場の方のお話は本当に為になります。実は内田氏のプレゼンの資料作成は私も手伝ったのですが、やはり実際にその医薬品を扱っているかたとでは実際の話の深みが違います。
呉先生もとても優しくてきっと患者さんにモテモテなんじゃないかと思う方でした。
賢見さん、藤田さんも本当に準備~当日運営をしながらのプレゼンお疲れさまでした。
また行きたいと思います。今度はちゃんと手伝うね!