

12月8日立教大学にて、このシンポジウムが行われました。
http://jsme.umin.ac.jp/ann/jmse_an_120919_symposium.html
2011年に策定された製薬協の透明性ガイドライン以降、これまでの接待中心の営業スタイルからの脱却が余儀なくされています。
そのなかで、医師側がどのように考えているのかが知りたくてこのシンポジウムに参加しました。
私自身、MR経験者ですので現場でどんなことがおこっているのかよく理解しています。
正直にいうと、医師をはじめ医療関係者はMRのことを金づるだと見ていると感じたこともあります。
実際に通行手形のような奨学寄付金もあったし、院内ルールと銘打って単なる紙の入館証が○万円ということもありました。ほかにも「そろそろ新入生の歓迎のシーズンなんだけど」と相談されることもありました。
透明性ガイドラインは、製薬協に加盟している製薬会社が医療機関との関係性を明らかにするというもので、医療機関に対して支払った前年度の資金提供をホームページ上で公開するというものである。
私はこれでもまだ十分ではないと思ってますが、医療者側の反対が意外と少なくないのが現状です。
プライバシーの侵害だの一方的だという反論です。
ほかにも透明性ガイドラインど同時にプロモーションコードにおいて医師との接待が原則禁止となったのを受け、これも医療機関側からの反発もあり「接待がないならMRはこなくていい」という直接的なことを言われたとも聞いています。
このシンポジウムでは、少なくとも癒着ととられかねない医師と製薬企業の関係をよく思わない医師がいて、製薬企業側から出されたガイドラインをきっかけにして医師側のガイドラインがないことや議論がされていないということで、適切な関係とは何かを考えました。
私がここで気づいたのは、MRも医師のことをわかっていないが、医師もMRや製薬企業のことをわかっていないなということです。
医療に貢献するというために存在しているのに、どちらかが悪いということにはならないと思います。
今回は医学教育学会の主催ではありましたが、医師だけではなく製薬会社の人もいて一方的な見方でなくてよかったと思います。
確かに現状が良いことはなく、どうしたらクリアな建設的な関係になれるのかを今後も考えていきたいと思いました。