こんにちはりんごりんごりんごです

主人の腎臓癌が身体の色々な所に転移して
分子標的薬スーテントのおかげで
縮小傾向にある中
癌性の脳梗塞が起きて
後遺症は失語症と右腕から手の麻痺です。

日を遡って書いています鉛筆


あせる前回のつづき

夜0:20頃 病院から着信びっくり
驚いて電話にでると

ご主人がベッドからおりて
徘徊しています。
ベッドに戻ろうとしないんです。
土曜日の夜で看護師も少ないですし
車椅子に拘束する事を考えたのですが
奥さんそういうの
嫌ですよねえ?

りんご夫さんをずっと見てる訳に行かないので
来てもらえますか?


ショボーン急いでいきます、


私には
主人の行動にはちゃんと
理由があるのわかってた。
何か あったんだろう。って

到着


暗い病室のベッドの端に
主人が座って居ました。

ニコニコきたよ どしたかな?

主人は 急に悲しげな顔になります。

なんで来たんだ?って 顔が言っています。



お化粧を落とした看護師さんが来て

こんばんは

"奥さん呼ぶよ!
って言うと ベッドには戻るんです。"

という言葉で

主人が 私を呼んで欲しくなかった事が
読み取れます。

ここだと(4人部屋)他の方に迷惑かけちゃうから ちょっと部屋を出ましょう。

そう言われて主人が立つと

パジャマがびしょ濡れで
シーツも濡れています。

おねがいあ、気持ち悪くて
替えて欲しかっただけだね?
言えなくて 伝わらなかったんだ?

隣に立ってる看護師さんは懐中電灯持ったまま 立ってるだけなので、私が 主人のパジャマ替えておむつかえて、

看護師さんにベッドのシーツを綺麗にしてもらうように
お願いしました。

隣の誰も居ない 二人部屋で待機。

主人は
私が呼ばれた事にまだ
怒ってる様子。
この時の怒りは

私に迷惑掛けたくなかったって

思いだったとおもう。

シーツ直したよ って看護師さんが
呼びに来てくれたので

ニコニコお部屋にかえろうか

って 私が 声かけたんです。

主人が少し 勢いよく
よし!
って言って

ほっ照れ照れ照れ

部屋をでると 反対方向の エレベーターへ行こうとします。

お部屋こっちだよ。
って
四人部屋へ戻ると

ベッドに行こうとしません。

看護師さんが
ほらシーツも綺麗だよ。
って声かけます。

四人部屋から出て 再び
エレベーターホールへ行こうとします。

何がおきてるのか
読み取れなくて
とりあえずまた
誰も居ない二人部屋へもどって
お話しをしようと。

ニコニコここに私
今日 泊まろうか?
って聞いたら

ちがう 、なんでなんだ!、
って 言葉にならない怒りが
こみ上げてるのわかった。

ショボーンそか、じゃぁかえるからね。

イラッちがう

ショボーンベッドに戻るの見届けたら帰るよ

イラッ必死に何か喋ろうとします。

でも言葉にできません。

私の手を取って またエレベーターホールへ行こうとします。

お部屋に帰ろうって私が言ったから
家のお部屋って
思ったみたい。

それに私が気がつくのは
頭の中がもう少し落ち着いてから。

つづく