映画 Man Down | 砂漠の中心で乾燥肌を叫ぶ

砂漠の中心で乾燥肌を叫ぶ

超乾燥肌のくせに、アメリカのネバダ州へ移住・・・
最高の保湿クリームを探し求め、砂漠の乾燥と戦います。
って言ってたけど、ネバダ→テキサスと移住して今はオレゴンでまさかの二児の母!

昨晩は、映画を観に行ってきました。


まだ公開されてないのかな?
(日本では来年2月公開決定?)

シャイア・ラブーフ主演の
「Man Down」
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エアフォースベースの中で、無料プレミア公開していたので参加。


映画の内容は、とても重いです。
アメリカ海軍に入隊して、家族を残してアフガニスタンへ。帰国するも、全てが以前とは変わってしまい、PTSDに悩まされている主人公の話。

この映画、すごくいいです。
久々に映画で泣きました。
前に座っていた若い男の子は、号泣していました。
内容はすごく重いし、悲しい。
でも、これは絶対に見るべきリアルな内容。

是非みんなに見てもらいたいので、今回はネタバレしません。私、黙りこくります。


そしてなんと
主演のシャイア・ラブーフ本人も登場!!
(まぁそれ目的で行ったんだけどね。笑)

舞台挨拶的な簡単な挨拶をして、一緒に映画を観たあと、長い時間質疑応答に応じていました。
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一人一人ちゃんと話を聞いて、ちゃんと対応している。
トランスフォーマーの頃のハリウッドの問題児な面影なし。笑
Tシャツはtuck in
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アメリカ軍のPTSD問題を描いた作品なので、公開前に、実際の現場でリアルな声が聞きたかった。
とのことで、ベースのプレミアに足を運んだらしい。素晴らしい!


自分はハリウッドのチャリティーが大嫌い。チャリティーなんてやったことないし、大袈裟に騒ぐハリウッド的なことはやりたくない。
(実際は、レオナルド・ディカプリオの自然を守るみたいなのはちょっとね…みたいな際どい言い方をしていました。笑)
だからハリウッドの名前を利用して、チャリティーにはしたくない。ただこの映画を見て、退役軍人の人達のリアルな姿を知って欲しい。リアルな声が聞きたい。
自分の父親もベトナム戦争の帰還兵で、ドラッグで家庭はめちゃくちゃだった。PTSDが本人だけでなく、家族にも影響することをよく知っている。

と熱心に語っていました。


客席には実際に戦場で友達を失った方や、PTSDと戦っている方もいて、彼らの話も真剣に聞いていました。
彼ら曰く、今までの戦争映画はハリウッド流のドラマティック、感動、大作、的なものばかりで、リアルなものは少ない。でもこの映画は、シリアスで重い、リアルな自分達の姿を描いている。
とのこと。

シャイア・ラブーフも、
「トランスフォーマーの次回作は?とかよく聞かれるけど…トランスフォーマー作る意味はなんだ?それよりもこういう、意味のある映画を作りたい。」
「これは初めて父親から褒められた映画だった。あーFury以外でね…」
とまぁ、トランスフォーマーで大ブレイクした俳優が言ってはいけない爆弾発言も飛び出していました。笑

きっと正式なインタビューではないから、色々本音が出ちゃったんでしょうね。



いや、しかしまぁ。
シャイア・ラブーフ、好感度上がりまくり

トレーニングで来ている韓国人の男性が、頑張って英語で質問していた時も、
「英語上手だから心配しないで!」
と優しい言葉ラブ

さらに女の子が、私ボイスパーカッションできるんだけど、即興で一緒にラップやって!
なんて無茶ぶりにも、ちゃんと対応。

気難しそうな、不思議オーラはある人だっけど、
話を聞く姿勢、真剣に答える姿は、真面目そのもの、紳士でした。
しかもマイクは断って、ちゃんと自分の声で、スピーチも質疑応答もしていました。素敵ですね。



すっかりシャイア・ラブーフに夢中になってしまったわけですが。
本題の映画、Man Down
本当におすすめなので、是非見てください。

PTSDの方が何と戦っていて、どんな世界に生きているのか。
私の友人もイラクから帰り、PTSDになり、アル中でリハビリを繰り返し…マリファナで逮捕され…でも今は学生頑張っている人がいます。
私自身も、ミリタリーの家族として、他人ごとではない内容。とても考えさせられました。



久々に質の良い、意味の深い映画に出会えましたお願い本当に、超オススメ。
重い、悲しい映画は苦手…とか言っている人も、これは現実に起こっていることと受け止める為にも見るべき!!