今朝、こんな日に限って傘を持たせるのを忘れてしまった。
大雨になってしまったお迎え時間…
なので昇降口まで傘と長靴とレインコートを持ってお迎えにいった。
すると…
学校指定の白い帽子を大切そうに持っている娘を発見。
「ママ見て!トマトが入ってるの!」と、ティッシュに包んで大切にトマトを入れているという。
4月に担任が「植物を育てたい人は自分で持ってきていいよ〜!」と、言って、娘の強い希望でトマトとお花を育てていた。
それがどうやら実ったらしい。
まだ少し青く、赤くなる前だったけれど、台風が近づいていて土日を挟むためか?先生が「持ち帰っていいよ!」と、言ってくれたそう。
それを見たクラス1悪ガキN子(笑)から、「今食べなよ」「腐っちゃうよ」と、何度も言われたそうだ。
それでも娘は、「ママに見せたいから持って帰りたい!」と、言い続けたそう。
でもあまりにしつこいから、R子に相談したそうだ。
すると…「あなたが食べたいなら食べればいいし、持って帰りたいなら持って帰っていいんだよ!」と、言ってくれたおかげで、娘は安心して持ち帰ることができたようだ。
昇降口で、「これ大事だから持っていて」と、私に託してきて、あの大雨の中、濡れないように守りながら家まで運んできた、私(笑)
たった一つの小さなミニトマト。
でも娘にとって大切だったのは、食べることではなく、自分で初めて育てた実を私に見せることだったのだと思う。
私が一番心に残ったのは、「ママに見せたいから持って帰りたい!」と、いう一言だ。
トマトが欲しかったわけではないのだと思う。
娘にとって「初めて自分で育てた実がなった!」という出来事を私と共有したかった。
その喜びを「一緒に見てほしい」と、いう気持ちがあの小さなトマトに全部詰まっていたんだと思った。
しかも周りから「食べちゃいなよ。」「腐っちゃうよ。」と、何度も言われても(笑)自分の気持ちをちゃんと言えた。
「ママに見せたい。」
その一言に、胸が熱くなってしまった…
周りに流されず、自分の気持ちを大切にし、それを言葉にして守り抜いたこともとても嬉しかった。
ADHDの子は、その場の空気や周りの勢いに流されてしまうことも少なくなく、でも娘は「私は持って帰りたい。」と、いう自分の気持ちを守れた。
さらにR子が「あなたが食べたいなら食べればいいし、持って帰りたいなら持って帰っていいんだよ。」と、言ってくれたのも、本当に素敵だと思った。
「自分で決めていいんだよ。」と、言ってくれる友だちが一人でもいてくれることはとても大きい。
そして私が大雨の中でトマトを守るように持ち帰った姿をゆづが「ママは私の大事なものを大事にしてくれる。」と、いうふうに感じてもらえてたらいいな…と、思った。
子どもって自分の宝物を他人がどう扱うかを意外なくらいよく見ているんじゃないかって…
だから今日の出来事はトマト一個の話じゃなくて、負けずに頑張ったことをママに見てもらえた、ママはそれを大事にしてくれた、私の「持って帰りたい」と、いう気持ちを尊重してくれた!この3つが重なったんじゃないかな?と、思う。
「私の子育て間違ってなかった!」と、までは言わないけど(笑)そのくらい嬉しかった。
この出来事から少なくとも一つ言えるのは、娘の中に「嬉しいことはママと分かち合いたい!」と、いう安心感が育っているということだ。
子育てに正解はない。
毎日迷い、反省し、これで良かったのかと思うことの繰り返し…
それでも今日の小さなミニトマトは、「一緒に喜びたい」と、思える親子の時間が少しずつ積み重なってきた証なのかな…と、思える出来事だった。
