my natural hearts
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'信じる’ということ

もう始まったつもりでいた。

始まってもいなかったことがいつしか私の頭の中でリアルになり

思い描いていた結果が得られなかったことに落ち込んだ。

実際、私はほんとはスタートラインに立っただけなんじゃないか。

うまくいかないかもしれない

でも

うまくいくかもしれない。

そんな、あらゆる可能性が無限にあるスタートラインに今立っている私は

きっともう少しでこのレースを、
合図が鳴る前に離脱してしまうところだった。

迷惑かな

嫌われるかな

そうやって彼のことを思いやるふりをして、

いつのまにか彼のことを疑っていた。

彼の私に対しての好意

それに彼自身

全てを疑っていた。

今の私は最低だ。

好きになった彼のこと

もっと信じなきゃいけなかった。


それに


まだ始まってもいない。

スタートに立っているのに「気付いた」だけ。

合図を鳴らすのは私自身

可能性を狭めるも

広げるのも

全て私自身。


運命なんていう漠然としたものじゃなく、

「現在」の私自身を

もっと信じる。

それが必要な気がする。

それが 明日に

「未来」に

つながっていく気がする。


5月4日の私の思い。

疑念

本気で「神サマ」や「運命」の存在を信じていた。

それだけで、もう大丈夫だって思った。

何にも恐れることなく前へ進んで行けるって思った。


ずーっとそれを信じていれば、まだ幸せだったのかな。


現実はなかなか思い通りにいかないものだった。

むしろ、私はあまりに大きい期待を膨らませすぎていて…



勝手な幻想を抱いてた。



でも現実を知った途端、一気に恐くなった。


前に進むことも


彼を想い続けることも。




また一緒に彼と仕事が出来たこと、偶然だけれど必然だと思いたかった。

このチャンスを生かさなきゃ

進展させなきゃ

そんな思いでいっぱいだった。


でも、実際進展はなかった。

それよりも、
何も出来なかった自分に苛ついた。

せっかく、目の前に彼がいたのに

結局は受け身になってしまった自分がいやになった。

彼は、どう思っているんだろうか。


運命という名の幻想が取り払われた私自身は

たぶん本当に貧弱で、ちっぽけな存在でしかない。

その姿でも、

可能性が見えないことに向かって進んでいっていいのだろうか。


疑念、恐怖、躊躇

いろんな感情がまじりあって
だんだん、分からなくなってきた。

5月2日の出来事。

神サマ

私は受験生だけれども、

彼と遊びに行ってから何というか
勉強にも全然集中できないでいる。

気が付くと彼のことを考えてしまう自分にもどかしさを感じながら

何か行動しないといられなくなって、

自然と足はバイト先に向かっていた。

バイト先といってもビラ配りだから路上である。

しかも彼がいつ働いているかも分からないけど

とにかく何かきっかけがほしくて
偶然会えれば何か始まる

そう思って、

毎日そこに向かって、同じ道を用事もないのに歩いてた。


そのうち、偶然に身をまかせてるこの行為は

ただ偶然を装ってるだけの自己満足であることに気付いた。


ふとした瞬間 我に帰る

私は一体何してるんだろう、って。


でも、止めることは出来なかった。


何度も同じことを繰り返したけど、
それでもいつも会うことは出来なかった。


そんなある日、また同じ道に向かおうとしていた道中のこと。

一本の電話が入った。

バイト先の派遣会社からだった。




偶然? 必然?


分からないけれど

神サマっているのかもって思った。


彼のいる日、何度も足を運んだその場所で、イレギュラーに仕事に入ることになった。


また、彼に会えるんだ

一緒に仕事できるんだって思ったら、


今まで悩んだこととか、全部吹き飛ぶ気がした。


偽りじゃなく、偶然を装わず会える。


どこかにいる神サマ。


ほんと、ありがとう。



少し前向きになれた4月29日の出来事だった。