今でも覚えている。
あの日、あの時、あの場所で
僕の戦いは始まった。
3月の終わりに
僕は実家を旅立った
18年間育った家を出るということ
家族と離れて暮らすこと
10代の僕にとっては
とても辛く寂しいものでした。
優しく送り出してくれた母を背に
僕は駅へと歩きました。
歩きながら
振り返って見た実家は
今まで見た景色とは
全く別の物のように見えました。
電車に乗り込み
期待と不安を抱えながら
色んなことを考えていました。
段々と目的地に近づくと
坊主頭にボストンバックを持った
僕と同じくらい年齢の人たちが
増えていきました。
みんな僕と同じような
不安と期待を抱いた顔でした。
そして都内の
某駐屯地に着きました。
そこにはこれから
自衛官になる若者たちが
たくさんいてビックリしました。
そして点呼を取られ
バスに乗せられました。
バスのなかはとても静かで
坊主頭の男たちが運ばれていて
まるで犯罪を犯した人たちが
輸送されているようでした。笑
2時間ほど走り
神奈川の某駐屯地に
到着しました。
そしてまた点呼を取られ
部屋に案内されました。
そこはなんと、
二段ベッドが何台も並んでいて
戦争映画に出てくる
病院のようでした。
団体行動を
あまりしてこなかった私は
「ここで生活するの? プライバシーなんて一切ないのか?(*_*)」
とより一層不安になりました。
続く。