バロ・ミロ ムルソー 07 | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

アロムヴェール 3800


色調はやや深くなっており熟成を感じさせる。



レモン、ヨーグルト、ミネラル、くるみ、白胡椒、

軽くシェリーのような香りも感じられたが開いてくると果実の影に隠れた。こういうのって二日目にきつくなるパターンが多い気もする‥・


重いフルーティな飲み口に酸もしっかり乗っている。
ボディの大きさだけなら充分プルミエレベル。07でこれなのがすごい。
しかし、09の白によくあっただれてぶよぶよのボディではなくしっかり引き締まっているところがこのワインの良いところだろう。ニューワールド的な甘さとも無縁でしっかりブル味。
酸がやや浮いている。シャサーニュ的な強靭な酸。熟成によりどこまで馴染むかはわからない。
アフターには酸が長く残るが、後半からほろ苦さも強くやや状態の危うさを感じる。
おそらくこれは自分の保管によるものなのでショップやインポーター(同一だけど)のせいではないと思われる。




二日目
果実味が伸びてきて口の中に広がる果実の味わいが心地よい。初日できつかった酸と後半の苦味が抑えられて飲みやすくなっている。
香りも後半から樽の香りが上がってきてなかなか良いのだが、妙に過熟な印象。
まだまだフレッシュな香りが出てきてもいい気もするし、ボディと噛み合わない。
アラン・シャヴィのピュリニー07を飲んだ時の状態に似ている。
飲みやすくはなっているがバランスはギリギリ。