エスカラヴェイユ コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ ラストー ラ・ポンス06  | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

エノテカ広尾 2600


深くやや暗めなルビー。外の色はやや落ちてきている。
足は中庸


いちじく、カシス、ややドライフルーツ系。肉。黒胡椒。チョコレート。
焼いた肉、
開いてほぐれてくるとやや妖艶な果実の香りがでてくる。熟成感出てきてます。

最初はゴム(還元臭っぽい)が出てくるがスワリングすると開いてくる。


非常に濃厚で力強い。一瞬甘いかな?と思うような味わい。
タンニンも豊かで重い。熟成から溶けて細かくなっているがやはり重い。
この二つの要素が重い飲み口を作っている。
ただ、フルーツの味わいがフレッシュさを感じさせるのでカベルネを飲んでいるようなエグさはない。
またやわらかな酸も豊かでバランスがいい。余韻までしっかり残る。
ただ重いだけのワインにはならない。
締まったボディ。
ただぶどうの強さ、エキスで濃密という雰囲気ではない。
またナチュラルな造りという印象は受けない。

中盤から酸、そして果実の甘さが再び伸びてくる。
余韻も強く長い。アルコールの高さも感じる。最後に軽くミネラル
最後に出てくる苦味、えぐみがやや雑に感じられる。


果実味とタンニンをメインとした重いワイン。
タンニンとボディ、酸のバランスはいいのだが、果実味にやや凝縮感がかけるもうすこしもちっとした果実味があればいいが価格に対してねだりすぎなのはわかっている。






4年前くらいに買ったワイン。よくここまで飲まなかったと我ながら感心する。
保存も床下に放置で真夏でも30度ギリぐらいだったと思うのですが、自分の舌では問題ないように思えます。
フレッシュな味わいが身上だろうし遅すぎかなと思っていたんですが、いい感じにまとまってきていて飲み頃を迎えていますね。逆にこれ以上進むと果実味が落ちてやや面白くない味わいになりそう。柔らかいんだけどね。
あと一年早く飲むくらいがベストだったかも。


とにかく濃厚!
問答無用でうまいワインです。
ニューワールドだったりするとやや緩さが出てくるんだけど(いい意味でw)ドロッとした液体がキープされる。
先日のんだカイユ見たく艶やかでしなやかなワインも良いけど、このワインの上品さを忘れないパワフルな味わいはかなりいいと思う。

ほぐれてきた時のやや瓦解しそうな印象はリュシー・オーギュスト・リニエのモレを思い出させる。変に甘い感じ。


焼いた、焦げた肉のような香り、甘い果実の香り。これらがグルナッシュっぽさか。
前回のカイユでは全く思わなかったがこれはややスペインのワインを思わせる。濃厚で甘いニュアンスだろうか?
結構表現の幅広いね。