アンリ・ボワイヨ ピュリニーモンラッシェ 1er フォラティエール 07 | ひざまずいてのんでます

ひざまずいてのんでます

日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

REDBOX 6000


輝きのあるレモンイエロー。
足もゆっくり降りてくる粘性は強め。


桃、グレープフルーツ、リンゴ、コンフィしたフルーツ、ミネラル、白い花、バニラ、ナッツ
のど飴のような漢方系?

最初は樽の香りがふわっとくるがすぐにまとまって集中力のある香りとなる。
まだ冷え切っていることもあるが、キラキラとした果実とミネラルの香りが中心で素晴らしい。
軽く熟成感もでていて複雑な香りがよくまとまっている。
時間とともに様々な香りがあがってくる


強いアタック
ボディはやや緩みはじめている。リリース直後はガチガチだったはず。そこまで大きいわけではないが芯のあるしなやかなボディ。ねっとりしたような重さではなく、口に張り付くミネラル、繊細な酸がある。
酸はリリース直後のような刺さるような酸はなくなりはじめ溶け合い始めているが酸の量は豊富。やはり酸が全体の柱。
また甘さはなく、アルコールの高さもあり全体の印象からするとややドライすぎると感じるほど。
中盤から余韻まで広がるオレンジピールのようなほろ苦さも端正さを与えている。


味わいの中心は酸だが、全体のバランスの鍵は苦さが握っている印象を受ける。
これからどう変わるかわからないが、やや強すぎではあり非常に大人びたノーブルな印象にしてしまっている。
非常に食事が欲しくなる白。



リリース直後に比べると全体的にまとまってきた感じはあるが、迫力はやや落ち着いてしまったともとれる。樽に関しては非常に浮いていたので心配だったが今のは大丈夫。
勿論、今の状態も美味しいし、熟成の余地も十二分。
ただ、こんなに熟成感が出ているとは思わなかった。
大きな感動が得られるというレベルではないが、ブルゴーニュらしい美味しいワイン。





◇二日目◇
ミネラルがキレイで液体に張りがある。
皮のほろ苦さもレモンのよう。
ホントに甘さがなく切れのある味わい。



◇4日目◇
ハーフに移した分を飲んで見た。期待しない分もあるのかもしれないがキレイにまとまっていて驚いた。
香りは樽が上がってきて果実とうまく馴染んでいる。
味わいのシャープさからするとややバランスが悪いかもしれないがいい香り。
味わいは芯のあるボディだが相変わらず一切甘みがなく非常にシャープ。
特に酸が浮いてきて味わいはまとまってきた感じ。一人で浮いていたほろ苦い青さが馴染んできた。
余韻にも酸が長く残る。
やや緩んでいた部分もそこまで感じなくなった。いい状態。
このまま酸を柱にエキスの詰まったボディがほどけて透明感を増していくのだろうか?