最近飲んだワイン | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

◇ラモネ シャサーニュ・モンラッシェ1er ブードリオット 08
ラモネのモノポール
明るい麦藁色
桃、パイナップル、グレープフルーツ、蜜、 ミネラル、ナッツ、

ブルゴーニュブランの美味しさを12分に楽しめるワイン。
充実した果実味に豊かな塩味を感じるミネラル。そこからくるしっかりしたコク。
酸はもっとするどいかと思ったが、上品で線が細く繊細。一体感がすごかった。
余韻も非常に長く、ほろ苦さナッツとミネラルが印象的だった。

シャサーニュというと酸とミネラルが寄せ付けないイメージを持っていたが、見事なバランスをもったワインだった。
全体の印象としては上品にきりっとまとまったシャープが先に立つ陰のワインだが、
果実味の豊さ、酸の上品さもあり高いレベルでそちらにまとまっている。
クロ・ド・ラ・バール07とスケール感は並ぶ感じ。だけど、こちらはやはり要素一つ一つが細かい。
ふくよかさ、柔らかさならムルソーか。




◆チェルバイオーナ ブルネッロ  ディ モンタルチーノ 06
※抜栓三日目
熟したダークチェリー プラム 肉 石 軽く野菜 チーズ

イタリアワインらしい、皮革や肉に例えられる艶やかさがよくでている。
果実の香りが前面にくるがそれもこの艶と一体になっている。
自分の苦手なコーヒーやチョコ(黒糖)を思わせる下品な樽の要素は少ない。非常に上品にまとまっている。

果実の暖かい柔らかい味わい、細かいタンニンからくる口当たり。中盤から酸が伸び、タンニンも後半に力強さを増し余韻に残る。(このタンニンが熟成で馴れてくるとさらにきれいになりそう)


自分の中のイタリアワイン観がかわった。
そもそもイタリアワインは各要素はしっかりしていてもバランスに欠く部分が強く苦手だった。
06だし、果実味と樽香のごついバラバラのワインが出てくるんだろうけど…と期待せずに飲んだが。

非常に一体感のある美しいワインだった。
凝縮した、艶やかでしなやかな、酸ミネラルと一体となった美しい果実味。
力強さと美しさが同居したいいワインでした。
先日スペイン褒めたけど……こういうワイン飲んじゃうとやっぱりイタリアすごいw




◆CHガザン96
友人と一緒に飲みました。
先生からポムロールの96はすごい。ときいていたものの、さすがにメルロー。かれていてもおかしくないと思ったんですが……

コンポートした黒い果実、チョコレート、ミネラル、やや下草。
結局開ききる前に飲んでしまったので、二日目当たりだったら熟成した感じも楽しめたと思う。
熟成してきた感じはあるが、キノコや枯葉、ヨードといった要素は前面にはでていたなかった。

口当りはこなれていてたっぷりの果実味タンニンも溶けていてシルキーな口当たり
酸も丸くなり一体となっている。
非常に美味しい。
が……一番驚いたのはミネラルの豊かさ!!
口に張り付く感じでムルソ-ブルゴーニュの白の感覚。

あと5年?
ストックはもうしばらく寝かせておこうと思った。
そして、また安く手に入りそうなら買いたそう。