8/12 チリ マイポヴァレー、テラマター  アルタム シャルドネ 2007 | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味


8/12
チリ マイポヴァレー、テラマター  アルタム シャルドネ 2007

色、すこし緑の感じる黄色。
澄んでいる。

アロマ、かなりしっかりした樽の香り。
ただ、今までに嗅いだことのないタイプなんだこれ!!
ラプサンスーチョンぽいかなーww
鰹節とか、煮干しとか・・・それっぽいけどちょっと違うんだ世ナー。
なんだろう。

味わい、滑らかなアタック、優しい酸、

若干。香りが苦手かなーーー。こういうモンなのかな。
ブショネかなとすら思ってしまうが・・・。
そうなんども当たるモンでもないか。
ただ、あじの許容範囲は広い自分が合わないと思う鼻の奥をさす不思議な香り・・・うーーーん。

この香りが支配的すぎるな。
まぁ、味わいとしてのバランスは悪くない。
酸味もしっかりして居るし、こくもいい。辛口ワインとしてしっかり成立している。

ただ・・・この香りが。
フルーツもクソもないじゃん!


2日目

・・・

・・・

ひら・・・い・・・・た?

全然違う・・・・なにこの香り。
すっごくなめらかで優しい。

今日試飲して、全然違うあじで・・・絶対にブショネだと決めつけて念のためと思って飲んでみたら・・・堅かっただけなのか・・・。

すっごく美味しいんですが。

程良い樽香に、豊かなフルーツの香り。蜜ののった林檎やオレンジ、完熟したメロンなど。 すっごくフルーティです。
それに樽のスパイシーな香りが織り込まれて非常に美味しい!
とにかくバランスが最高。
樽は効きすぎずにフルーツといい感じで均衡をたもっている。

しっかりしたこくにジューシーな果実感。温めすぎたか酸は控えめ、アフターには軽いミネラル感と、樽のまろやかなかおり。
がつんと来るタイプではなく、上品で教科書のような辛口シャルドネ。
程良い肉付きで柔らかいまろやかなボディ。ボリューム感は結構ある、の見応えのあるワイン、このバランスなら初心者にも勧めやすいよね。
余韻も短くはない。
このフルーツの香りはシャルドネだね。ばっちりシャルドネ。
キンカンのど飴っぽいんだよねw ちょい薬っぽい蜜の香り。

冷やして飲んでみると、やはりもう少し酸があると締まるかなとも思うが、コレがバランスとしてあじになっているのかもとも思う。少なくとも今の自分にはすごく合ってる。 とにかく、香り、そして余韻の樽が心地よい!
後からのどの奥からむわーっと立ち上る樽香。ただ、強すぎないから心地よい。(つよいと、うっ・・・となるw)

やっぱり、濃密なフルーツの香りだけど、マンゴーみたいな濃厚さ、広がりのある華やかさは、リースリングとかSBなのかな。
ちょいくぐもった感じはある。
ただ、SBは味わいに果実味がでないで緑っぽさ、そして酸に特徴があるからどうしてもギャップが生まれる。
一方リースリングはとろとろの独特のコクに、だれない豊かな酸味、ペトロ香が特徴なのかな。

前回のチリと比べると、非常にフルーティでジューシー。前回のはどちらかというとドライながらも豊かなコクというバランスだったが、こちらはまったりまろやかでジューシー。たるも主張するというタイプ。
ほんっとに美味しいわーーー。最高です。蜜の果汁ーー・・・気持ちよすぎる。
これは良いワイン。

しっかり冷やすと、樽香がより引き立つね。
5:5が4:6くらいに。 
これはこれで締まっていい味になるね、より辛口が引き立つ感じ。
このくらいでも美味しいのかナー。

しかし時間が経つとフルーツがたつなーーーーーっww
面白い。
この温度では味わいもほんとにフルーティ。林檎のような独特な蜜の香りが広がる。

ほんと昨日のスーパーめちゃまずいタイムはなんだったんだろうなー。


3日目
やはりちょっと味おちてるかな。枯れてきた感じがする。香りは相変わらず華やかで、ちょっと酸味を感じさせるようになったくらいだけど。
味は華やかさを失ってるなー。
というわけで総合評価いきますか。




【1】視覚 色の濃さ

【2】視覚 色のニュアンス
足が多く、次から次へとでてくる、粘性は高い。

【3】嗅覚 香りの果実度
7 SBやリースリングと比べるのも良くないが、非常に濃密なフルーツの香りを楽しめる。白桃、蜜ののった林檎やオレンジ、完熟したメロンといった感じだろうか。 これぞ南国のシャルドネ。

【4】嗅覚 香りの複雑度
7 しっかり樽も主張しているし、温度によって変化も楽しめる。非常に良いバランス。 樽は濃厚というよりバターやクリームのような優しい感じ。

【5】味覚 酸の強度
6 そこまで強くもない、これも特徴。コクを引き立てる感じかな。
暖まってもしっかり存在感をアピールするのでバランスは心地よい。

【6】味覚 タンニン(白ワインの場合は特にミネラル)の強さ
5 ミネラルもちゃんと感じるが、それを前面にだしたワインでもないし売りでもない気はする。・・・。

【7】味覚 アルコールの強さ
14%・・・確かに結構アルコールの印象は強いかな。みずみずしさにほろ苦さを加える。

【8】味覚 液体の粘度=なめらかさ
6 辛口白ワインというジャンルではコクをしっかり感じる。

【9】余韻 余韻の長さ
6 もちろんフルーツも感じるが樽の印象が強い。

【10】総合評価  洗練度 好感度
総合評価 8
果実味と樽のバランスが素晴らしい。かけ方が上品ながら存在感はしっかりあるし、まったりしたタイプじゃないからうまくまとまっている。
果実味も本当に豊かでリースリングみたいな濃密さを持っている。今まで開けたシャルドネの中では圧倒的に1番じゃないかな?
味もコクが感じられ、果実味たっぷり。3日目なので酸が出てきているが、昨日のベストな状態を考えると酸は控えめ。悪くない。
CPを考えてもいいまとまりかたの1本。

洗練度 8
味の作り方がうまいなーと思う。香りもすっごくゆたかだし。味わいもしっかりしている。
ややカジュアルなつくりではあるとは思うけど、しっかり味が確立されている。。

好感度 8
良いワイン。CPも素晴らしいし。
開くのに時間かかったのがよく分からなかったけど、2日目の味わい、3日目の香りはすごい。
楽しめました。