猪年生まれというのは、まず一本気だ。曲がったことが嫌いで、いざとなれば体当たりで道をこじ開ける。計算よりも直感、損得よりも情。自分が正しいと思ったら、後ろを振り返らない。時にそれは「無鉄砲」と呼ばれる。だが猪は、ただ突っ込んでいるわけではない。守るものがある時、誰よりも強い。仲間、家族、信念――それらを背負った瞬間、牙をむく。傷ついても前へ出る。その姿は不器用だが、嘘がない。
 B型は自由だと言われる。マイペースで、興味のあることには徹底的にのめり込む。だが興味のないことには驚くほど無関心。これが誤解を生む。自己中心的だと見られることもある。しかし本当は違う。B型は「正直」なのだ。心が動くか動かないか、それだけで生きている。だからこそ、好きなものに出会ったときの集中力は異常なほど強い。誰に何を言われようと、自分の感覚を信じる。そこに群れの論理はない。孤独を恐れない代わりに、共鳴した相手とは深く結びつく。
 そして、さそり座。十二星座の中でも、最も「深い」と言われる星だ。表面は静かでも、内側は激しい。感情を簡単に表へ出さない。だが一度心を許した相手には、とことん尽くす。裏切りには決して甘くない。白か黒か、極端なまでの覚悟を持つ星座だ。さそり座は再生の星でもある。どん底に落ちても、必ず這い上がる。むしろ地の底を見た者ほど強くなる。
 猪年の突進力、B型の自由さ、さそり座の執念。この三つが合わさった人間はどうなるか。答えは単純だ。――止まらない。
 思い立ったら動く。周囲が無理だと言ってもやる。傷ついても学ぶ。そして静かに強くなる。感情の振れ幅は大きい。だがそれを表に出すとは限らない。内側で燃やす。誰よりも熱いが、誰よりも冷静にもなれる。信じた道を行く。その姿は孤高に見えるかもしれない。だが本質は情の人だ。仲間を守るためなら、盾になる。
 弱点がないわけではない。頑固で、極端で、許せないものをいつまでも覚えていることもある。だがそれは裏を返せば、信念があるということだ。軽く流せない。簡単に妥協しない。だからこそ、人生は波乱に満ちる。しかし波乱はドラマを生む。平凡では終わらない。
 猪年B型さそり座の人生は、一直線ではない。激しく揺れ、深く沈み、そして高く跳ねる。だが最後に立っているのは、自分自身だ。誰かの評価ではなく、自分の納得で生きる人間。群れなくてもいい。だが本気で繋がった縁は、生涯の宝になる。
 この組み合わせは、簡単には理解されない。だが理解される必要もない。自分が自分を知っていればいい。突き進む勇気と、深く考える心。その両方を持っているのだから。
 ――猪は前を向く。
 ――B型は自分を信じる。
 ――さそり座は決して折れない。
 それが、猪年B型さそり座という生き様である。