ほとんど毎日のように母の家に通っている。

数年前まで、母の様子見で朝夕通っている時もしんどかったけど、

今はまた別の意味で、そんなに長くは居られなくて、

(やるべき作業を)途中で切り上げて帰って来る。

昨日たまたまやり取りをした（１年前にお母様を亡くされた）方も

　家は母との思い出が沢山ありすぎて帰るのが嫌で。

とおっしゃっていた。

よく、心にぽっかりと穴の開いたような‥というけれど

まさにそんな状態におちいるのだろう。

そこで、親の死について検索してみたところ、

ワタナベさんの過去記事が参考になったので。

ワタナベ薫『親の死を乗り越える』　今日は母の命日。３年が経ちました。早いですね・・・母の死Part1母の死Part2　 Part２を読み返し、母がShiriを使って私を励ます不思議現象あ…

ameblo.jp

2020.11

（抜粋）

一番恐怖だった母の死。

しかし、母の死の恐怖から

解放された日でもありました。

そして、母は体の痛みと

苦しみから解放されたので、

そういう意味ではホッとしました。

母の死を経験して、

「誰でも通る道なのだ」

とわかったことと、離れて

暮らしている人にとっては、

その後はもっと身近に感じることが

できるようになります。

だから恐れる必要はないよ、

と親の死を恐怖に思っている人に

と伝えたいです。

悲しみを乗り越えるには、

いつも同じく、悲しみ切ること、

泣くこと、そして「今・ここ」に

集中すること。

今生の役目をすべて終わり、

肉体からの解放のときでもあり、

それは、本人にとっては

喜ばしいことであると

理解することです。

残された人々は、

故人との関係において得られた

学びを受け取り、それを

残りの人生に適用していく。

そして、自分が今生での歩みを

終えたときに、親に

「やりきったよ、お母さん」と

胸を張って言えるように、

これから人生を謳歌すること。

親が亡くなったら

親孝行できないと思っている人も

多いかもしれませんが、

そんなことはない。

これからの自分の生き方で

先に逝った親たちを喜ばせるが

できます。

今から親孝行するつもりで、

自分の人生をしっかり生き、

幸せになる…というよりも、

感謝に満ちた幸せをたくさん

拾えるような生き方をすることで

親孝行できます。

ワタナベ薫『母の死　part１』母に頂いたお花。母は紫が好きであること知らず贈ってくださいました。「子供の頃から、私は親との死別に恐怖心がありました。いつか必ず自分のもとからいなくなる親…

ameblo.jp

2017.11

色んな別れがあるものの、

身近な人の死、という試練は

自分にとっても大切な区切りであり、

それにしっかり向き合わないと、

メンタルがやられてしまう可能性を

秘めているものでもあります。

（中　略）

私は人は死ぬときを自分で選んでいる、

という説を信じています。

○○の時もそうでしたし、

死に目に会えなかった人の状況を聞いても、

逝く者がわざと会えなくした、としか

思えない状況などを何度も見たり

聞いたりしてきました。

ワタナベ薫『母の死　part２』火葬場での待ち時間。ポツンと兄がひとり。母の死part１をお読みくださいませ。昨日のつづきです。さて、母が亡くなった13日の朝、残りの1000冊のミッ…

ameblo.jp

2017.11

私は母と同じく、死に目に会えるとか

会えないとかは重要ではなく、

生きているときに、何をするか？

どうしてあげれるか？などを重要視していたので、

後悔は1ミリもありません。

（中　略）

この1年間、やるだけやったな・・・

という気持ちでいっぱいです。

そしてすべて母の計画通り。

入院費用も、葬儀の費用もその他もろもろ

すべて計画通り。多額なお金は残しませんでしたが、

いつも言っていた「お前たちには迷惑を掛けない」

という言葉通りに立派に潔く旅立ちました。

ワタナベ薫『親をおくるとき』こんにちは。ワタナベ薫です。昨日、突然ある年上の女性から電話がありました。彼女のお父様の49日も終わり、ホッとしているところに、私のことを思い出して「どうして…

ameblo.jp

2013.1

彼女はおっしゃっていました。
「薫さん、多くの人は親をおくるときに涙を流すけど、
後悔の涙が多いと思うの。私にはそれが全くないの」

もちろん、寂しさと悲しみにとらわれた涙でもあるのでしょうが、
その背後には、後悔の念は少なからずあると思いました。

この重みのある言葉を聞いたときに、映画の「おくりびと」の中に
出てくる銭湯の息子が、母親が亡くなって「かあちゃん、ごめんな、ごめんな」
と謝っている場面が浮かんできたのです。そして、その時の私の決意。

親に謝りながらおくったりはしない。

親があちらの世界に行くときには、「今までいろいろと楽しかったでしょう？
若いときは苦労したかもしれないけど、老後はよかったよね」、と

笑顔で言ってあげられるようにしたいな、と誓った数年前の日のことを
昨日は、彼女が電話をくださったおかげで、思い出すことができました。

( 以下　略 )

--------------------

最後の記事は１０年前のブログで、

私は昨日初めて目にしたような気がするが、

母が亡くなった時の私の心境に一番近いものだった。