クリスマスの風にのせて、、

ある恋が終わった
押しかけの恋だった

そう 私のおせっかい

私には珍しく
献身的に彼に尽くした

落ち込んでいれば
誠心誠意慰め

傷つけられても
じっと耐えた

孤立し、攻撃を受ける彼
仁王立ちに立って

蛮勇を振るったこともあった

よくもまぁ あんなことができたもの、、

時に涙を流し
心からとめどなく血を流しつつ、、

それでも 彼のために懸命につくした、、



でも、、

彼には新しい恋人ができた
私と違って 可愛らしい人

私にはしてくれなかったことを
彼女には色々としてあげた

ほんとは私がして欲しかったこと、、

羨ましかった 

そして 少しカナシクテ

セツナカッタ、、



彼がなにげに言ったこと

「ともにはすべて見通されてる気がする、、」

そう 結局 彼には私が重荷になっただろう、、



別に、、

私が望んでやったこと

単に、、

私のおせっかい

私なりに一生懸命 
彼を癒してきた、、

つもり、、



彼に寄せられる祝福
何気ない言葉が 私の心に痛い

私の好意 私の気持ち 想い
誰に理解してもらえなくていい
誰に知られなくてもいい

そう 私が 勝手にやったことだから

そして 私の役割が終わった
ただそれだけのこと、、



そう ただ それだけのこと

もう いいよね、、

そう、、

もう 区切りをつけよう

彼には私は必要なくなったのだから、、



きらびやかな夜のイルミネーション
輝く街 楽しげなカップル達



私が

なりそこねた幻影、、

ホントはなりたかったけど、、


こみあげる想い
そっとクリスマスの風に流そう 

秘めやかに そっと、、

by とも