夏風とも(2011) スパコンの応用可能分野の考察と日本政府によるスパコン評価への疑問について


 スパコンの記事を掲載した時のコメントに対して書いたものをまとめただけです。(スパコン 世界一を維持 がんばれニッポン!)。
 特に何も参照せず、感情のまま、一気に書いてしまっています。そのやりとりのうち、ともの書いた部分を、ただつなげただけの文章です。文章構成、ロジックなどについて、特に検討されておらず、記述の根拠も明確にしていません。なんちゃって論考の部類です。お含み置きを。

 コンピュータの演算速度の向上は様々な恩恵を生む。膨大なるデータ分析の可能性向上がわかりやすい。気候変動、為替予測、製品設計・製造、挙動予測、宇宙の神秘、新技術の開発 など様々な分野で大量データ分析を行うことは分析精度を向上させる。

 今日の日本を率いてきた製品群、その競争力の一因は、間違いなくコンピュータ演算速度の発展に大きな因果関係がある。

 身近を振り返ってみても5~10年のタームで考えると当時は満足していたコンピュータが現在では役に立たないことも少なくない。

 すなわち現時点での技術・需要をベースに考えると無意味に思えても、技術の発展により、可能になり開ける分野はまだまだ数限りなく存在する。

 簡単な例でいうと、携帯電話での画像や映像の利用、通信が可能になっているが音声伝達手段としてのみの認識であれば現在の性能は全く無意味しかし一旦利用し、未来の視点から見れば過去の性能への安住は賛同しがたい。

 すなわち、技術の発展そのものによる新需要の誕生。他方、その分野のトップを目指すことにより得られる果実は多い。

 医療分野でも細胞レベル、遺伝子レベルでの病変が解析できればあらゆる病気の治療に役立てることができる。

 例えばガンの切除の範囲にしても前身の全細胞の状況、変異の影響を見ることができれば容易に判断可能。

 東日本大震災で地震予知の問題が再び議論された。しかし、理論上、気が遠くなるけれど、すべての物性、ストレスのたまり具合を数値化し、シュミレーションすれば、地震予知の精度もあがると予測される。

 また、たとえば自動車の安全性は膨大なデータによる衝突シュミレーションで可能となり、かつ、不要な部分のコスト削減も可能となっている。

 従って、この記事によりともの得た感慨と興奮は実は結構大きかったりする。(スパコン 世界一を維持 がんばれニッポン!

 ともの感情的には嬉しい。ただ、この研究資金がどこから出てきてその果実をどの点でどの程度期待するかによって、政府側からの評価は、実は微妙。

 でも、これから先、解明しなければならない点は多く、短視的にメリットが少なくとも、こうした技術革新への努力は必須。

 第一に新鋭のプロトタイプがなければトリクルダウンによる後日の普及品の向上はあり得ないかもしれないし、

 第二にこうした発展のもたらす果実には夢があるたとえば、膨大解析により、時空間移動、すなわちタイムマシンの可能性も考えるだに夢がある。

 アインシュタインの理論に齟齬が見えたことにより時空間理論で大きなパラダイムシフトが生じる可能性さえ予感させており、

 スパコンのますますの計算能力の向上は、胸がときめく 。


夏風とも 2011.12.11 (http://ameblo.jp/tomo0911virgo/entry-11104211222.html)