古今東西、人身売買は珍しくない。 


信長公記(榊山訳)でも、

京都の一人の女性多くの女性をかどわかし、

堺に売り飛ばしたとある。


村井春長軒らが、その女性を捉え、糾弾し、処分した。

彼の調べによると、売り飛ばされた女性、なんと80余名

天正7年(1579)のこと。 (信長公記下 p.123) 


他方、先日アメーバの記事で、http://news.ameba.jp/20111127-156/


中国では、男児の人身売買価格が30万円、

女児の人身売買価格が8400円


中国は一人っ子政策。

中国を歩くと、不自然なほど男子が多い。

明らかに男女コントロールしている、、、 

そう思っていた。。。


そして、今回のロイター報道。

嫌なピースがはまっていく。


中国でも女児は殺害や、堕胎で命を落としている。

理不尽な 児童売買、女性差別。ここでもまた。


ちなみに タイの13歳女児、日本での人身売買価格

斡旋業者に対し、230万円。 約10年前のこと。

2002年から04年までで200余名と関係を持った。

口にも出したくないけれど、売春の強要。

400万円稼いだと言うから、一回あたり2万円

彼女が手にしたのは、タイへの送金月3万円。

仮に単純計算で、2年とすると72万円。

残り約230万円はピンハネ。だいたい、女性1:ヒモ4

1回で女性が手にするのが4千円、ヒモが1万6千円の計算。

ただ、これがホントだとすると、業者は元を取っただけ。

しかも脅した理由がばかげてる、


飛行機代とか、借金、500万円返せ


こんなの常套手段。

借金をたてに働かされる罠におちいったら、

もう逃げるすべはない。ただの口実であっても。

たとえ500万円稼いでも、信じられない利子がついてるか、

住居・生活費とか、整形費用とか、上乗せされているか。

金額は関係ない。でも、それしか希望が持てない。


なお、このとき、宇宙航空研究開発機構(JAXA)所属の

日本人男性も関係していた。60前後。何故?


寒い。


(タイ女児の話の数字および事実関係は、2005年7月4日 読売新聞に基づく)


意外にこのページアクセスが多く、追加情報。

一次資料からではないので裏をとったわけではないのですが、下記の情報は、越後の虎さんhttp://26.pro.tok2.com/~yataro/という方のサイトからの引用に基づきます(2011年12月13日時点)
ともの勝手な印象では、まじめに調べられている方のような気がします。

すなわち、上杉謙信(景虎)さんの人身売買記録 (出所は?)「小田開城、カゲトラヨリ御意ヲモツテ春中人ヲ売買事、廿銭(20銭)~三十貮(32銭)程致シ候」


これは、小田城の開城で景虎さんの意によって、人身売買を行っていた。その額、一人あたり20銭~32銭程 (ともの勝手訳)


越後の虎さんによると、当時は開元通宝(同類の硬貨)一枚で一銭とのこと。彼によると20銭=1万円で考えられるとのこと (ともは裏とってません)。すると、上杉謙信さんの人身売買価格は、1万円前後と計算できます。


こんどは、武田信玄さん(出所は妙法寺記録とのこと)


すなわち、「男女生取成候、悉甲州ヘ引越申候、去程ニ二貫三貫五貫十貫ニテモ親類アル人ハ承ヶ申候」


これは、生け捕りにした男女をすべて甲斐に引き連れていった。二、三、五、十貫程の値段だけれど、親族のある人は身請けしますよ (ともの勝手訳)


で、信玄さんのケースで謙信さんと同様に値段を計算します。越後の虎さんによると、開元通宝が2000枚で2貫とのこと。つまり、貫→銭→円による計算を行います。すると、一人の値段は2000/20=100万円~500万円となります。


上杉謙信さんと武田信玄さんでずいぶん違うのね。 


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【中国で人身売買関与の608人逮捕、子ども178人を保護】


中国の警察当局は7日、人身売買に関与した疑いで608人を逮捕し、幼児を含む178人の子どもを保護したと発表。中国公安省は、11月30日に四川や福建など10省で一斉摘発を行ったとし、文書では「人身売買の事案では最大の勝利を収めた」と強調。南西部四川省の警察は、5月に子ども26人の人身売買が行われたとの情報を入手。東部福建省の警察でも、8月に複数の子どもが売買された事実をつかんでいた。一人っ子政策導入の中国で、人身売買は国内に蔓延する犯罪。後継ぎにできるなどで、伝統的に男児のほうが女児よりも重宝され、女児は堕胎されたり殺害される。

(北京 ロイター2011年12月7日より引用 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000061-reut-int  記事部分の著作権は配信元に帰します)