かすかな電車の音     
もう人の営みが はじまっている


遠くの海に起こった 光は 
やがて 世界を包み込む


黎明、、 命のはじまり


東から西へ吹く風は 優しく髪をなで
鳥居ごしの灯籠は 静かな存在感でたたずむ


右手に見えるのは牛舎だろうか
不思議な建物 生物のうごめき


こんな夜にも 朝がくる
日が沈み 星が瞬き 
そしてまた 新たな朝

 

悲しい粒は やがて朝靄となって
命の源となる


歩きだそう たとえ とじた道でも
還ろう あの潮騒の 六角堂へ


                           





とも よしなし 混沌ブログ-刹那

 リンス・M・N・A画

出所:http://b.dlsite.net/RG03299/archives/1516923.html