蹴り倒される
ゲスと過去と善良な自分に
綺麗な大人になれなかった
失敗作が積み重なるよ
足の踏み場が
無いくらいに


だからだろうね
進めないのは
一歩置く場所を探して
もう片方の足が
今日も震えている
支えきれないって
泣いている
足だけ泣いているのかな
僕の涙は
乾ききったオイルライター
流れる事すら忘れている


僕の世界は何回も壊れる
理想と現実の狭間の揺らめき
失くしたモノで
モニュメントを作れる
綺麗な形の花みたいに
公共施設の敷地で咲いてる
波打つ風で
たまに首を振る
記念写真を撮るんだ
僕の未来の部屋の為に


甘い汁を探してる
怒りと涙と自意識の自分と
綺麗な人間になれなかった
問題作が積み重なるよ
自分の居場所が
無くなるくらいに


だからだろうね
掴めないのは
自分も定まらない意思が
自分の為に
動けるはずも無い
手を伸ばした先は
崩れていく
心だけ廃れていくのかな
僕の心は
ただ そこにある水溜まり
必ず消えて無くなる


僕の世界は何回も壊れる
心と身体の狭間の連結部分
縫い合わせる方法
わからなくなる
綺麗な洋服の形に
成ると思っていたんだ
異物な形の
着れるであろうモノ
絵画にするんだ
僕の未来の部屋の為に


探している
探し物じゃない何か
新しい何か
わからないって
ありきたりなご明察
最終回はまだ来ない
此処にある空間で
此処にある意思で
何かを
見つけなくてはいけないから
下手くそな形にした
そんなプライドも
何処か遠くへ投げ捨てて
そうだよ
「生きている命を
   ナメるんじゃねぇ」って
どんな世界の中に居ようと
言ってやる為に
「うるせぇ」って
返って来る声を聞く為に


僕の世界は何回も壊れる
形と自由の狭間の「命の勇気」
熱量を天秤に掛けて
難しい事並べて悩んでも
形にはならない
その天秤の使用方法は
「好き」か「嫌い」か
自分の中心で
「正しい」か「正しく無い」か
それだけにしか使えない
変な形の言い訳なんて
作るだけ無駄なんだ
要らない置物になるだけだから
僕の未来の部屋の中で


僕の未来の部屋の為に
僕の世界は何回も壊れる
僕の未来の部屋の為に
僕の世界は何回も壊れる
僕の未来の部屋の為に
僕は世界を何回も創る