水の音
シンとなる部屋で
ズンとなる心情で
自分の声が
周りの声に消えていたり
自分の気持ちが
周りの想いに遮られたり
いつの間にか
我慢する側
嫌なモノは嫌だけど
何故嫌か
言えないならば
掻き消されるだけ


ゆっくりと流し込む
冷んやりとする水
夏の日のオアシス
氷が欲しい
そう思うのは贅沢?
炭酸が欲しい
そう思うのは贅沢?
どこからどこまで
決めていくの
僕等は厳しく
統制されなければ
お座なりな存在なの?


堕ちていくのは
人間性の中
正しい事が
未来永劫正しいのか
それを考える事すら
正しく無い事なのか
誰が決めるのか
僕の人生は
僕以外には決められない
決めて欲しく無い


逆立つ心が
問われても
それが人だと言ってしまえば
そこから先には
進めない
わかった上で
苦しい上で
考え出した事に
本当の価値がある
僕にとっても
あなたにとっても


虚ろ 虚ろ 虚ろ
泥酔して
次の日の気持ち悪さは
泥水の底みたいで
そんな感じに
今も何処かの誰かが
暮らしているとしたら
そんな事も知らない人が
愛を語っても
紙一枚の愛にしかならない
そんなレポート
誰に提出するんだろう


あの時の僕は
消えようとしている
間違っていたから
あの時の僕は
生きようとしている
続けて良いものだと思えたから
水を愛して
水を愛して
流れ事
流れていく先事
愛して
愛する意味は
変わる
人により世間により
時間により心により
それでも
流れ行く水みたいなモノでも
それごと愛する事
それが僕等の
愛の一つであって欲しい
雨の中でも
幸せの中でも