陽の光が見えないから
横に並べて考える
潰れた饅頭
鞄の底
電池切れのチャンネル
用無し
煙孵化して
灰皿の中


メロドラマみたいな
シャワーを浴びて
勧められても無い
ビール片手に
お手製のカバーをした座椅子
無性にイライラする
クッションに当たり散らす前に
事件のニュースと飲み込んで
不幸せな幸せを謳歌する
だからだろう
今日も
てるてる坊主が泣いている


踏み出した足は
着地点を探して
右往左往する
右往左往する
汚れた旗は誰も見ない
心無き意思は誰も気づかない
今そこで
僕が膝から地面に着地しても
手を差し伸べる人は
誰も居ない


月が半分になったから
僕も半分になる
汚れて破れた靴下
漂白剤必須
追加した文字
文字通り無地
虫眼鏡の先に
針穴


女神の温もりの
ウォシュレットに
雄大な神話を重ねて
何かを変える為の珈琲牛乳
座布団に甚平に
揃え出したら止まらない
キリが無い
霧が無い方が良いから
全方位に目がいく
情報を得ることが
つまり
考えを重ねる事
自分の幸せの箱の中
隅の部分の小さな幸せをつまむ
だからだろう
今日は
あなたからの電話


踏み出した足は
何とか落ち着く場所を
見つけて
力を込める
力を込める
汚れた旗の意味を知る
心ある意思の価値を知る
今そこで
誰かが膝から地面に着地したら
僕が手を差し伸べる
あなたの為に


空が変わっても
変わらないモノ
海が変わっても
変えられないモノ
あなたが変わっても
変わらないモノ
僕が変わっても
変えられないモノ
その形の中心で
一番大切なモノ
あなたはわかっていた
僕もわかっていた
だから続くこの時間は
過去  現在  未来
変化せず持ち続けていくモノ
人が繋ぎ続けるモノ


愛情がわからない日に
喧嘩をしても
愛情がわかる日に
仲直りする
優しさにぶら下がる日に
甘えては
優しさに気づいた日に
お返しする
多いも少ないも無い
大きいも小さいも無い
ましてや
自慢でもステータスでも無い
というより
何も気にしない隣
「何も気にしない」を
する事ができる隣が
僕とあなたの椅子である事を
ただ ただ
大好きだと思うのです