物情騒然の生温い風
馬鹿みたい
鼻で笑う
「あなたも一緒だよ」
花に笑われる
僕等の何かは
生きていく事に
必要が無い
無言のメッセージ
違うという事を
証明したい
雲みたいに
触れないモノだとしても


歩いて躓く
膝を擦りむいて
血の匂い
「大丈夫だよ」
身体の中の救急救命士
瘡蓋ができる
しばらく経てば
新しい皮膚
人の可能性は
必ずある
無言のメッセージ
そうだという事を
証明したい
海みたいに
暗さと深さが
あるとしても


笑わない
笑えない
鏡ごしに見る自分
「それでも」
頭の中のいずれかの自分
胸が軽くなる
少し何かが掴める
心のモーメント
自らの力で
何かを成す
無言のメッセージ
それでいい事を
証明したい
空みたいに
途方も無い
広さだったとしても


無言のメッセージ
気づいた時
僕等は変化する
無言のメッセージ
気づいた時
僕等は進める
無言のメッセージ
気づいた時
僕等はそれを
チャンスと呼ぶ


無言のメッセージ
僕等一人一人の
閃きと同等で
人生を変える
無言のメッセージ
どれだけ気づけるか
星の数ある
無言のメッセージ
今も新たにできる
無言のメッセージ


受信したいなら
僕等の枠を
僕等の当たり前を
考え過ぎてはいけない
通信容量に
余裕を持つこと
偏見も決め付けも
圧迫しているんだ
生理的に無理なんて
通信容量
減らしてる様なもの
見つけられなくなる
無言のメッセージ
今も人生の傍らに
ポトリと落ちている