時間から得た経験血
夢物語が夢物語だったり
なんとか
手にできるモノだったり
区別しては差別したり
知る事を棚上げしたり
幸せだと思えたり
悲しいと言ったり
そんな
現状に現象を乗せた現実
その上を歩いてきた
そして
歩いていく


「今思えば」
小脇に抱えた言葉が
生きてきた時間に
比例して
心に張り付いていく
できる事とできない事
やった事とやれなかった事
ひっくるめて経験血
そうなんだ
だから「自信」って
言葉なんて関係無いんだ
だから「後悔」って
言葉なんて関係無いんだ
生きてきた時間の証明なんて
誰にもできない
そして他人には
関係の無い事なんだから


今迄生きてきて
自分に愛着の無いヤツなんて
本当はいない
なぜかって?
それはみんな
自分の為に生きてるから
本当に人の為に生きてる
あんな人は一握り
だからテレビで見たりする
つまりそういう事
人の為にする行動とは
特別なんだ
どんなに小さな事でも
たぶん  きっと
そうなんだ
どれだけ受けとめて
返せるだろう
未来の自分の為に
どれだけ他人に
してあげれるだろう
未来の自分の為に


僕の経験血は
誰かに分けてあげられる
それは
経験血が血の様なモノだから
それは
経験血が単なる数値じゃないから
誰かの命の流れに
身をゆだねて
教えを請う事も
自分が生きていく為に
必要なモノ
この命の流れはある意味で
死を超越したモノ
技術だったり
教えだったり
小さな豆知識だったり
そこで生きていた
命の一滴の尊さと
数多の熟考の結晶


今迄の経験血で
今の世界は作られる
歪であろうと
作られている
未来の世界は
今のあなたで作られる
あなたの命で作られる
それは大切な感覚
そして自分の経験血を
濃くしていく
それは大切な行動
僕等が繋いでいくモノは
子供だけでは無い
経験血を
未来に流していく
流したいモノが
流れる様にしていく
どんな形になるだろう
とりあえず
今より面白い世界で
あればいい
この世界の経験血に
満タンは無いから