負けないで
強がらないで
逃げないで
体中の心のカスが
命の畔りで
渦を巻いても
哀しみは今ここにあって
時間軸に伴って
雨漏りし始めた屋根の下
そんな風にあったとしても

眼下の景色が
ポッカリ空いた
何も無い空間でも
歩いてる道がたまに
スカスカと足が
通り抜けたとしても

殺してはいけないモノは
現実世界以外にも
有るんだと
見過ごしてはいけないモノの
一番最初は
自分自身だという事を

負けないで
強がらないで
逃げないで
底にある体中の心のカスが
命の畔りで
渦を巻いても
哀しみは今ここにあって
時間軸に伴って
雨漏りし始めた屋根の下
そんな風にあったとしても

太陽が見えなくても
星がわからなくても
月が居なくなっても
海が冷たくても
大地が固くても
森が消えていっても
人の命が簡単に
無くなる世界であったとしても

負けないで
強がらないで
逃げないで
体中の心のカスが
命の畔りで
渦を巻いても
哀しみは今ここにあって
時間軸に伴って
雨漏りし始めた屋根の下
そんな風にあったとしても

極光の煌めきは
見たい時に見れないように
虚心坦懐の末の
ささやかな贈り物だから