明かりが灯る
わかる
明日は明るい
なんとなくだけど
動き出した
ロクデナシの運命も
いつか晴れると
不確かな事実で
包んで
今は考えずに
歩けるだけ歩こう
悲しい涙も
嬉しい笑顔も
形にしながら

一から貰った命は
可愛い時を経て
詰まった配管みたいに
ゴウゴウと行き詰まる
大切なモノは
記憶の中だけ
なんとなくだけど
確かに存在して
今は手ぶらで歩く
今の荷物は
苦痛にすらならない
虚しい無
寂しい無
祈りは届かない
神様の存在はない
何も無い世界で
ポツンと独り
無反応の部屋
時間の音だけ
聞こえてくる

逃げて逃げて
放り投げた
一つの形は
あてもなく流れる様に
秩序的運命の様に
正しく
不確かに
底辺ギリギリを
滑空した

大切なモノの
探しなおし
今までって言葉に嫌悪
必ず有るって虚勢
干からびた虫と
良く似た僕が
行方不明になる風に
そっと
吹かれようとして
何か温かい物体に
引っかかって
ヒラヒラした

それがある事が
生きてる理由
生きられる理由
理解も理屈も
変な壁も
見えない
大丈夫かって
言っている
離れない手

1人に1人は居るだろう
繋ぎとめる存在が

離さないぜ
そう言ってくれる
存在からの
突き刺さるメッセージ
黒い液体が流れて
温かい全身
大丈夫って
言葉よりは
感覚で思い立ち
発信した方が良い
実感と雰囲気と叫び
身体が壊れる前に
精神が崩れる前に