何に格好つけてるんだか
わからない
1枚の薄いプレートが
目の前にあるみたいだ
それは心の壁じゃない
社会的当然という名の
建前と当たり前と
世間の目と
良くわからない道徳心
成分分析の結果
消滅できない物体
それが壊れたら
犯罪者扱いに
近い意味をもつ
腫れものを触るように
支援の手
優しさの手なのか
金儲けの手なのか
上手くいかなくても
時間は過ぎて
取り残されて
1人になる

空虚感の椅子に座り
1日の流れすら感じない
持つこと許されてると
人が言うそんな
夢と希望は
金と努力と心の強さで
作られてる
誰もそんな事言わなかったよ
教えてくれなかったよ
「馬鹿な夢は持つんじゃない」
その一点張りは
その時の僕を
納得させてはくれなかった
時間は過ぎていき
人生でぶつかる壁に
教えられて
それでも
生きなくてはいけない
世界は厳しい
僕は甘い
甘い僕でも
生きなくてはいけない
形が無くても
意味を成さなくても
生きなくてはいけない

壊れてしまえば良いのに
世界で一番美しいのは
人が作ったものじゃないから

この星の片隅で
必死に汗を流しても
報われない
この国の片隅で
必死に夢を追いかけても
望みはない
不確かな人が
隣の人にすら
興味の無い人が
何をしても
気づかない
今日のニュースも
隅の埃みたいな
僕等には何ら影響が無い
一瞬の心の上下で終わる
たとえ凶悪な殺人でも
そして英雄的行いでも
通り過ぎる時間と共に
氷のように消えてく
今作り上げている
いろんな人が言う
文化的なモノに
価値は有るのか
人がそれぞれに
傲慢なエゴイズムを
ひけらかし
僕は正義だ
僕は悪魔だと
主張することに意味は有るか

命は大切だが
生活に追いかけられたら
他人の命など
深くは考えない
そんな『命は大切』が
巷には転がってる
一種の遊びか何かのように
本当に転がってる
黙認された『仕方ない』が
蔓延する上での
美しい話は
本当に美しいですか
その悪は
本当に容認できない悪ですか

壊れてしまえば良いのに
世界で一番美しいのは
人が作ったものじゃないから

ゼロの地は
遥か遠くで
今に至るまでの人の歴史が
間違いだらけなら
今から生きる人の歴史も
間違いだらけだろう
昨日と明日は繋がっている
変わるか
技術の進歩で
変わるか
道徳心の学習で
僕も間違えたなら
君も間違えるだろう
そして一瞬緩むんだ
人生のたるんだ部分になる
それすら
誇れたら少しは胸がはれる

美しい終わりが
欲しいなら
一定の事柄に
一定の評価を
貰わなくてはならない
終わりの初まりは
生まれた時に初まり
消える時に終わる
真ん中の時間
何ができるのか
夢も希望も
美しさも正しさも
意味を成さない世界で
何ができるのか
僕にできるのは
そんな世界を破壊することか
そんな世界を創生することか
大袈裟な事じゃ無い
こじらせた
中二病の戯言でも無い
多分やらなければならない
人はまた間違えるから