未だかつてお酒を飲んでいてそんな感想は出たことありません。
豊潤でスモーキー
私はビールが好きです。
ハイネケンが好きです。
でも、久しぶり日本のアサヒを飲みたいと思わせる今日この頃
今日は昔話は少しお休みして最近の事を、垂れ流します。
まあ、ほんとになんもしてないんですけどね、
毎日スケボーして日々を過ごしているのです。
家の近くスケートパークがあるのですが、最近はずっとそこですべってます。
そこで起こったちょっとした話を、
スケボーによって与えられた友達を、
スケボーによって奪われたという
身も蓋もない話をつづります。
あれははじめてそのパークを訪れた時です。
前情報として、こっちのパークは広くはないのですが、
設置されてるものの高さが高くてこわい。
そしてフラットがない。
って感じですね。
だからプールでぎゅわんぎゅわんすべってる人でも、
案外オーリー飛べなかったりします。
ジャンプの事です。
できる人はできますけどね。
そんな迫力満点のパークへいざ足を踏み入れますと、
あの爽やかな笑顔とコミュニケーション能力の高さで
私の鉄壁を誇る人見知りの壁はいとも簡単に崩れ去りました。
その時何人か友達ができて、
そのうちの1人の中国人のビディーくん
彼はまだスケボーはじめて2週間というビギナーさんで、
がんばってせっせかオーリーの練習にはげんでおりました。
そんな彼は近くの学校に通っているらしく、
毎日来てるよ、なんて事を言ってたので、
自分も何か感化されたのか、
その日から毎日行こうと、
決意し、楽しい初回のパークを終えました。
次の日、自分が来た時はまだビディーは来てませんでした、
まあ、適当にすべるかと、
その時にパークにいた青年たちとスケートを楽しんでいると、
遅れてビディーがやって来ました。
やあやあ、おそいじゃないかと、
まあ、そんなあいさつを交わしつつ、
スケート再開、
しばらくするとビディーが私にたずねてきました。
お前ここ滑れる?
彼はパークの中で中ぐらいの高さの坂の事を指しています。
正直滑るだけならできるけど、
そこまでうまくない私に何か特別期待されても困るなあ
と思い。
いや、ちょっと無理かな、
と答えました。
だがビディーひきません
「なんでよ。」
「いや、ちょっとつかれてるからさ」
「はー?びびんなよー、やれって。俺もやった事あるし。」
「じゃあわかったよ、やるよ」
彼に根負けした私は適当に滑って
反対側の坂でくるってして
適当に帰ってきました。
すると、ビディーが、
さっきまで私に対してすごくオラオラしてたビディーが、
俺もやったからお前もやれよな的な事言ってたビディーが、
「どうやってやんの?」
って聞いて来ました。
なんやねん、
やった事あるって言ってたやん。
仕方なく教えました。
「いつも身体は進む方向、ビビって後ろに体重おいたらそのままこける、あとはパッション。」
って伝えました。
ほんとにそれだけだし、
ビディーはOKとだけ答えて
坂のふちにたって勢いよく飛び出しました。
こけました、
普通にビビってのけぞったまま滑ってこけました、
まあ、最初はそうなるわな
だが、ビディーあきらめません。
果敢にチャレンジします。
みていてだんだん自分も熱が入ってきました
頑張れビディー、頑張れ!
そして身体の痛みに耐えながらも、
すり傷だらけになりながらも、
言われたことをつぶやきながら、
もくもくと挑みました。
何回目だったでしょうか、
彼はついに成功をおさめました。
やったー!ビディー!!
感激の嵐です。
周りの人たちからも賞賛の声が届きました。
彼も嬉しそうです。
このあとです。
この感覚を忘れないためにももう一度
滑ろうと飛びたした時。
今までの中で一番派手にこけました。
パーク内大爆笑。
いたそうなビディー
大丈夫かビディー?
彼はすぐ練習を再開しましたが
やはり痛かったのでしょう、
30分もしないうちに彼は帰りました。
私はその後も滑っていたのですが
ひがくれてきたのでそろそろ帰ろうかと
家についてから少し心配になって
彼にメールを送りました。
「ケガ大丈夫かい?」
「すまない、かなり足が痛むんだしばらくパークにはいけないとおもう。」
「そうか、すぐよくなる事を祈ってるよ!じゃあそのときまで。」
「ああ、ありがとう、じゃあな」
このメールを終えて
少し干渉に浸っていました。
なぜなら私がこのオーストラリアに滞在するのは
あと2週間程度だからです。
そうあと2週間
長かったようで短かったオーストラリア
楽しかった、
最高だったよ。
そう、
察しのいい皆様ならもうお気づきでしょう。
私が帰国します。
万を時して
あと2週間程度で帰国します。
ビディーとか正直どうでもいいんです。
せっかくスケボーが与えてくれた友達とか
そしてスケボーが奪っていった友達とか
あと2週間、私がパークへ行こうと彼は姿を表さないでしょうとか
あれが彼との今生の別れになってしまったとか、
微塵も気にしておりませぬ、
私がこの日記でいいたいのは、
そろそろ帰国するからみんなあそぼーぜって事です。
そう!
まさにこの日記はえざわ帰国報告日記!
世界を我が手中に収めるために!
いざ集え仲間たちよ!
私は待っているぞ!
成田空港の到着口でなあ!!!!