原作はとっても有名ですね。

でも、なぜか読んだことは無く、読んでみようと思ったことも無かった本。

でも･･･公演のビジュアルで見た浦井健治くんの表情(というか、目)に惹かれて、気付いたらポチってました

大阪公演は初めての劇場、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

劇場が新しくできたことは知ってたけど、機会も無く、今回が初めてでした。

2019年2月開業なので、コロナ禍前ではあるものの･･･。

《幕間》がある公演で利用する劇場としては色々と難ありな感じでした

・トイレの場所が男性女性ともに１か所

・幕間のトイレの列に対する動線が良くないため、劇場内まで列が延びてしまい、トイレ列とグッズ購入列との区別がつかないまま並ぶしかない

・トイレは入口正面に手洗い４つ、左右に分かれて個室14ずつ

（トイレは大阪四季や宝塚大劇場や梅芸メインホールみたいに一方通行がいい）

・再入場の管理ができないのか、劇場の外へ出ることを禁止される

・大阪城公園のトイレを利用できれば、長蛇の列は緩和されるのに

・少しおやつを食べるだけなら、外へ出してほしいとも思う(再入場券を配るとか、他の劇場をマネしたらいいじゃん)

まあ、いろいろ課題があるというか、そもそもの問題なのか。

けれども。

『これ観たいなぁ』と思う演目は別の劇場でお願いしたいなぁと思います

観劇日：2023年5月13日(土)マチネ大阪初日

さて、観劇感想はさらっと。

というのも、とってもテーマが繊細で。

感じたことを書くのがとっても難しい。

浦井健治くん演ずるチャーリイ・ゴードンは知識障害をもつ３２歳。

声や動作、手の動きに至るまで、色々と勉強したんだろうな･･･。

声色を変えて人格を表現する。それも瞬時に入れ替わる。

健ちゃんだからこその表現だなあと思う。

アリス・キニアン先生の北翔海莉さん。

とっても優しくて温かく包み込むような歌声がステキでした。

チャーリイが働くパン屋さんの従業員さん達って、たくさんいらした様に思ってたけど、改めてキャストさんを見ると『たったこれだけの人数で？』と驚いています。

いろんな昔の事を思い出したり、感じたり、考えたり。

原作あってのことだけど、この作品のメッセージが多すぎる。

とっても複雑な感覚を抱きながら劇場を後にしました。

これは中学１年生あたりの子ども達にぜひ見てほしい作品だなぁ。

まだ緊張感が残り、素直に受け入れることのできて、色々なことを感じて考えることのできる年齢の頃に見ることが、人生の経験のひとかけらになるのでは？と思いました。

『アルジャーノンに花束を』大阪公演