5月にお空に行ったレオ君
FIV=猫エイズ キャリアと腎不全
野良猫の男の子でした
ずっと記事にしたかったのですが
あまり写真がなく
古い携帯写真などを集めて載せています
3年半前
レオ君は縄張りを追われたのか
自宅のエリアにやってきました
よく見かけるようになり
ある時 首の後ろにザックリ怪我をして
自宅の塀の上でじっと動かず
ずっとグッタリしていました
ウイルス感染の可能性も含めて
いろいろと相談し考えた末 保護しました
血液検査をしたところ
エイズ陽性で腎不全とわかりました
老猫で健康状態から余命が短そうとのこと
そのまま世話して看取ることにしました
現在の保護部屋に
生粋のボス気質の野良猫レオ君には
女子力
の強い部屋でしたが
1匹で静かに療養出来そうでした
レオ君のペースでゆっくり慣れて貰いました
野良猫生活の長かったレオ君にとって
猫の一生は
「太く短く最後は野良猫らしく!」
そんな予定だったかもしれません
甘え方も知らず 猫じゃらしに顔を引きつらせ
人間に構われる事は恐怖であり迷惑
「幸せ」なんて概念はありません
しかし初めて経験する 涼しい夏
温かい冬
目の前には探さなくてもいつもご飯 
世話をしている人間も敵ではないようだ
安全な場所でゆっくり眠れる
1年ほど経った頃には
ベタベタスリスリの膝乗り猫になりました
もともと薬が合わなかった事もあり
最小限の投薬のみでしたが
様子を見ながら通院し
ステロイド注射や皮下点滴やお灸も始めました
エイズの発症に関しては
「わからない」との診断
口内炎などの典型的な症状はなく
腎不全の療養のみでした
その頃まだ猫エイズに対して
過度な恐怖感や偏見だらけだった自分は
人間のエイズのかつての悪いイメージを
増幅して
勝手に想像していました
さらに腎不全という
シニア猫の命を脅かす病気
レオ君どうなってしまうんだろう
と不安でした
毎日多飲多尿の症状と不定期の食欲不振
この繰り返しでしたが
レオ君はとても元気でした
飼い猫には当たり前のお世話に目を輝かせ
毎日「生きる喜び」に満ちていました✨
保護部屋で皮下点滴を始めた頃には
保護して2年が経とうとしていました
通院でいろいろな猫の病気を知りました
FIPでぐったり動かずただ見守るしかない仔猫
突然心臓発作で命を落とした飼い猫
多かったのがレオ君と同じ腎不全
ある時入院中の腎不全末期の猫が
苦しそうに痙攣をしているのを見ました
レオ君も最後はこうなるんだと覚悟しました
しかも猫エイズだから
もっともっと悲惨で
見るに耐えない姿になるに違いないと
しかしレオ君は違いました
風邪もなく嘔吐もなく
ずっと多飲多尿と時々食欲不振だけでした
腎不全の症状ですら進行が緩やかでした
生きていることに目を輝かせ
膝の上で自ら積極的に点滴を受けていました
アルムちゃん検疫期間中 まだ同じキャリアと知らずに隔離 猫エイズを怖がっているとしか思えない隔離ぶりですが
幼猫ハイジちゃんがいた時の脱走防止対策がそのままになっていると言い訳させてください
やがて食欲不振の間隔が短くなり
食べられなくなり 薬も効かなくなりました
自宅療養で点滴と造血ホルモンの注射でしのぎました
目はいつも力強く前を見据えていて
オレは病気なんて怖くないぜ!
ここで1日でも長く生きたいぜ!
生きたいという強い本能を感じました
全くご飯が食べられなくなってから
3週間生きました
外を眺めるのが好きで
痩せた身体で膝に乗り甘えて来ました
亡くなる5日前ほどから
目の力強さに陰りが見えました
レオ君と令和を迎えられるかな・・
もうダメかもしれない
そんな世話係の気持ちを知るかのように
テレビで令和のカウントダウンを一緒に見た翌朝
レオ君は歩けなくなり 寝たきりになりました
心配して様子を見るたび
「よ!ちゃんと生きてるぜ!」
と言うかのように
嬉しそうな目で顔だけ上げていました
貧血で冷たくなった手を握ると
ギュッと握り返してきました
翌日から呼吸が小さく細かくなり
殆ど動かなくなりました
声をかけると
ゆっくり尻尾を揺らし返事をしました
「世話になったな!オレはそろそろ行くぜ!」
と言っているかのように優しく尻尾を動かして
夕方眠るように亡くなりました
「老衰」と診断されました
毎日の皮下点滴の効果もあり
内臓の状態も良く緩やかに衰えていったそうです
猫エイズキャリアと腎不全だった
レオ君の最期は
自分が勝手に想像していた
壮絶に苦しむ姿や見るに耐えない姿でなく
なんの恐怖も後悔も与えず
見送る心の準備をもさせてくれたかのような
たくましくて立派すぎる最期でした
猫エイズってなんだったんだろう
レオ君が亡くなって1番感じた事でした
レオ君の生き様は
自分の猫エイズキャリアに対する
偏見や間違った認識を大きく変えてくれました
レオ君は伝えたかったのかもしれません
このブログでも猫エイズキャリアの
愛猫や保護猫を
お世話したり看取った方達から
貴重なコメントをいただきました
実際に経験された方達からの
「猫エイズキャリアの正しい認識を持ってもらいたい」
という気持ち
それは決して感情的なものだけでなく
他の病気と同じ1つの病気であり
他の病気以上に極端に怖がられるものではない
みんながイメージしているほど怖くない
という体験からくるものです
猫エイズキャリアを知らない方や
なんとなく恐怖を感じている方に
1つのケースとして
レオ君を知ってもらいたくて記事にしました
お世話をさせてくれ
自分を変えてくれたレオ君には
今でも感謝の気持ちでいっぱいです
きよしこの夜
には
楽しい記事ではないですが
エイズキャリア猫ちゃんも
持病や障害のある猫ちゃんも
保護猫みんながいつかどこかで
幸せな家猫になれる日が来ることを願いながら
レオ君のお世話の経験を今後に生かしていきたいです
ありがとうレオ君













