今日のテーマは「がんばらない」
皆さんはいつも「がんばって」生きていますか?
「え?がんばらないと生きていけないでしょ」
「頑張るからこそ成果が出るのだから」
「がんばらない奴はただの怠け者だ」
「がんばらないなんて逃げの口実だ」
うんうんそうですよね。
と色々と多くの皆さんの声が聞こえてきました。
今でこそ多様性というような言葉や社会性も出てきて、昭和時代の硬い価値観からゆるい価値観も認められてきていますが、まだまだ「がんばらなくてもいい」と言われたら抵抗を感じる人は少なくないでしょう。
それは今まで「頑張ってきた」人にとってはそれが正しさで、常識です。
でも中には「頑張れない」人もいるのです。
皆さん「働きバチの法則」ってご存知ですか?
この法則は「2・6・2」の法則とも呼ばれていて、不思議な法則があるそうです。
その法則は働きバチの世界では2割はものすごく働く蜂がいて、6割は普通に働き、あとはほとんど働かず、いわゆるサボってばかりのハチが2割いるのです。
面白いことに効率を上げようと働かない2割のハチを除外して働くハチ達ばかりにしてしまうと、なんとその中でまた2割の働かないハチが現れて「2・6・2」のバランスを保つそうです。
不思議な法則ですよね。
「頑張らないと生きていけない」と思い込み無理やり頑張ってきた人が「頑張って頑張って」限界を超えて「鬱」になったとしましょう。
その人にさらに「頑張れ」という言葉をかけると、今まで全力で頑張って来たのにさらに頑張るなんてもう無理だ。
になり、余計に鬱状態が激しくなったり、自ら人生を終わらせようとしてしまったりします。
その選択もそれはそれで「正解不正解」はないのですが、本当はどうなりたかったのでしょうか。
きっと苦しみたくない、つらい思いをしたくない、悩みたくない、と望んでいるはずです。
その先にはラクでいたい、たのしんでいたい、喜んでいたい、安らかでいたいなどがあるはずです。
「頑張る」=「ただしいこと」「しなければいけないこと」それだけを重要視していると、逆に「頑張れない」自分はダメだと自己否定をしてしまいます。
自己否定とは「自分が自分を否定している」事です。
それは自分さえも自分の味方でいられなくなり心が重くなりますよね。
誰も攻めていなくても自分が自分を傷つけるなんて辛いですよね。
だから四六時中攻め続けられるので、どんどん深い闇にひきづりこまれます。
実は私もこの経験があるのでものすごく分かります。
深い闇に落ちていく感覚、寒くもないのに得体も知れぬ恐怖心からガタガタとカラダが震えがくるのです。
そういう経験から、気づいたのです。
「がんばる」というワードに偏ったものの見方があり、それによって自分を重く苦しめていた。
自分をかるくするにはモノの見方を変える選択をしてみようと思い実践してきました。
それまで「がんばらないと生きていけない」という思い込みを「がんばらなくても楽しく生きていける」という思い込みに書き換えていきました。
その結果「がんばらない生き方」でとてもラクに楽しく安らぎを得られる日々を過ごしています。
もちろんすぐに結果が出たわけではありません。
あがっては下がり、下がってはあがりを繰り返しながら、「がんばらない」方を選択しながら徐々に変化していきました。
それはすぐに結果を求めるのではなく、求める方向を見ながら一歩づつ歩み続けるような感じです。
今では「がんばらないで生きていく」から「がんばらないでもうまくいく生き方」の実践をしています。
この世界は「陰と陽」「表と裏」「正しさまちがい」のような両極がひとつになっている世界です。
自分のモノの見かたや思い込みが制限をかけてる気づいたら、自分の望む方向を選択できるということに気づいたら、ちょっとやってみることをお勧めします。
コツは好奇心を持ってやってみる。です。
話は「蜂の法則」に戻りますが、
「好きで頑張る人がいて」「頑張れる人がいて」「頑張れない人がいて」「頑張らなくてもいい人」もいるバランスの世界に私達は居るんだと思うとどう感じますか❓
その中で選択しても世界は変わらないとしたら❓
重いですか❓
軽いですか❓
何を選択しますか❓
「私は一生頑張る人」「一生頑張らない人」と決めつけるのではなく、もっともっと広い範囲で世界を見たり感じたりしてスペースを広げると余裕を感じませんか❓
自分のその時の在り方で「その時の最善」だと思ってることを選んでるのは他でもない自分です。
頑張るのが好きなら頑張っていいし
頑張ることができるならしてもいいし
頑張るのがいやなら頑張らなくてもいいし
頑張れないなら辞めればいいし
全ては自分が選んでいて
それでも世界はバランスを取っていて
あなたはあなたらしく居るだけでいいとしたら。
それでも分からないという方は
他に何が可能❓って問いかけてみてください。
問いかけているとベストのタイミングで「気づき」が降りてきます。