読み返し。 | .*。+雨宿り+。*.

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その日の事、心の中の事、好きな事、考えなどを、ちまちま書いてます。
私の日記帳のようなものです。

恩田陸さんの本をまた読み返してました。


『中庭の出来事』。



.*。+雨宿り+。*.-理瀬シリーズ・中庭


左下の、黒い表紙のです。


最初読んだ時は、設定がつかみきれず、とりあえず読みきったんですが、


読み返すたびに面白くなる作品だと、思います。


実際に起きた事、劇の中の出来事が、入り混じって、


どのエピソードが、どれでって、頭がこんがらがりそうになります。


また、ちょっと時間を置いて温めなおしてから、読み返したいです。


でも、めっちゃ面白いです。


他の二つの本は、シリーズ物で、


主人公は、理瀬という、少女です。


他にも、このシリーズは、短編集にもおさめられたり、


今、どっかの雑誌で連載されてるようです。


単行本になるのは、まだなのかなー。


私は、『麦の海に沈む果実』という作品が、恩田さんの作品の中でも、


トップ3に入るくらい好き。


文章が本当にキレイだし、先の先まで、展開が読めない。


どの作品にも共通してるけど、本当に、文章がキレイ。


恩田さんの本を読んでると、他の事がついつい疎かになってしまいます。


実は、ミステリーは、恩田さんの本に出会うまではあんまり好きじゃなかったのです。


暴力描写が大体、苦手だし。


ハラハラドキドキもそんな好きじゃない。


でも、文章があまりにキレイで、引き込まれてしまったのです。


そもそも、恩田陸さんを初めて読んだのは、


『夜のピクニック』だったのです。


多分、それが作品の中では一番ミステリーじゃないと、思う。


面白かったから、他のも読んでみたら、ミステリーで、気付けば、どっぷりはまってしまいました。


お陰で、他の作家さんのミステリーも多少は読めるようになりました。


それではー。