TOMMY NOVEMBER 26

TOMMY NOVEMBER 26

ここにブログの説明を入れなくてはなりませんか。
いいえ、入れなくても構いません。

Amebaでブログを始めよう!
新安保法制に賛成しています。
もう、この時点で右だ左だアカだクロだアーサーだと白い目で見られるコト請け合いですが。僕は所謂「安倍信者」でもなければ勿論軍国主義者でもない。
賛同は要らないけれどひとつの考えとして僕の意見を読んで頂ければ幸いです。また、僕自身が勘違いして賛成していると言うケースもなくはないので、ご意見は罵言ではなく優しく諭して頂ければと思います。
まず、この法案。「戦争法案」「戦争が出来る法案」などと呼ばれて本質が見失われていると思う。なぜ、「戦争法案」なのか。恐らく集団的自衛権により、他国の紛争地に自衛隊が出向く機会が発生するからなのだろうけど、戦争そのものはこの法案があろうとなかろうと発生する時は発生する。自衛隊のリスクは確かに高まる。けれど、自衛隊の方々には失礼かも知れないが、コレは投資だと思う。理由は後述するけど、そもそもノーリスクの国防など有り得るのだろうか?市民を守る警察官に「絶対安全」は保証されていないのと同様、国を守る自衛隊も然りだと思ってる。
とかく、自衛隊が紛争地に出向くコトばかりがクローズアップされているけれど、問題は日本が有事の当事者となった場合である。戦争とは街中のケンカと同じで、片側にその意志がなく話し合いへ持って行こうとしても殴られる時は殴られる。日本が70年間戦争をせずに済んだのは何も日本の努力だけではなく、たまたま日本に攻めて来る国がなかったコトが大きい。今後、攻めて来る国が全くないとは限らない。寧ろ、可能性は高まっていると思ってる。
そう、その有事となった際、日本は日本が有する軍事力だけで大国を相手に防ぎ切るコトが可能だと思いますか?僕はまったく不可能だと考えてます。
米国議会図書館とCIAによる世界の軍事力ランキングによると、1位はアメリカ、2位ロシア、3位中国。トビトビの9位が韓国、10位が日本。また、米国ビジネスインサイダー誌の調べでは、1、2、3位は変わらず、7位韓国、9位が日本である。「アジア1と聞いたぞ!」と言う方もいると思うけど、アジア1なのはあくまで海軍力のみ。総合的に見ると経済大国の割に非常に脆弱なのです。
「日本の脅威」は今や、図体だけデカイ20~30年前の、人民服にロシアのお下がりのAK-47を背負っていた頃とワケが違う。ドコの国とは言わないけど。
「既存の安保があるんだからアメリカが守ってくれるだろ」と言う方もいると思うけど、基地を貸してるだけで全力でアメリカが日本を守ってくれると思いますか?60年前は朝鮮戦争があり、ベトナム戦争も間近、東西冷戦もあり、アメリカにとって日本は非常に重要な地域だった。今となってはさほど重要ではない。そんな地域を、我が身を削ってまでアメリカが初動から堅守するだろうか。いよいよ被害甚大となれば、出端って来るだろうけど。実際に数年前の北朝鮮のテポドンだかの騒ぎの初動体制の主体は自衛隊だった。アメリカはその後ろ盾というポジション。
僕はズルイ考えかも知れないが、防衛戦だろうが何だろうが、米軍主体で対処してもらいたいと考えてる。その方が遥かに被害は少ない筈。なんせ、軍事力1位だからね。
日本主体だと、危機的状況となった場合自衛隊だけでは絶対補い切れず一般市民から徴兵されるコトになるだろう。望みもしない子どもたちを戦場に送り出すなんて、僕はゴメンだ。国防を職業としている方々で何とかして欲しいと思ってる。薄情かも知れないけど。
つまり、集団的自衛権は米軍主体でやってもらう為の投資。平時の備え、保険なのだ。勿論、掛け捨てになる可能性もあるけれど、それはそれで有り難い。
普段から協力しない国が自分の有事の時だけ協力を要請するってのはおかしな話だと思いませんか。「お前らはオレを助けろ。オレはお前らを助けないけど。」ってのは。
国際協調こそ平和の道であり、モンロー主義は軍国への一歩だ。それは歴史が証明している。
戦場に子どもを送り出したくないと言うお母さん方が、今回の新安保法制に反対を訴えていたのをニュースで見たけれど、僕は彼女たちと同じ気持ちからこの法案に賛成している。皮肉だけど。

「戦争」の大きな要因は外交力不足、過剰な軍備の保有、それと世論だ。
「戦争」を一般市民に持ち込んで欲しくない。国やそれを仕事としてる人に解決してもらいたい。だから僕は新安保法制に賛成なのです。