こんにちは。昨日も燃えましたね！
ワールドカップ 日本VSポーランド
結果は日本0-1ポーランドでポーランドの勝利。
ですが、これはグループリーグ内での争い。
同時刻にコロンビアVSセネガルの試合が行われておりました。ここから少しだけ今回の騒ぎとなった説明を…もう知ってる方はササーといきましょう。
このポーランド戦の前の順位が…
1.日本
2.セネガル
3.コロンビア
4.ポーランド
でした。
日本とセネガルは同じ勝ち点4。
勝ち一回、引き分け一回。ではなぜ日本の方が上かというと…
イエローカード、レッドカードなどをもらった数が少ない(それだけクリーンな試合をしたという意味)というのが理由でした。
総得点も同じ。
直接対決の結果も同じ。
で、試合に戻ります。
1.日本…勝点4
2.セネガル…勝点4
3.コロンビア…勝点3
4.ポーランド…勝点0
まず、ポーランドは日本に勝ってもグループリーグ突破はなし。勝っても勝点は3なので。
で、コロンビア。勝たないといけない試合だったわけです。勝って勝点6にしたいところ。
セネガルは引き分け、勝ちならグループリーグ突破。日本も同様。
で、挑んだ昨日の試合。
日本は前途した通り、レギュレーションでセネガルに優っているので、カードをもらわなければという理由はありますが(イエローカード2枚もらったらセネガルと同じ)引き分ければトーナメント一位か二位で突破は確実。
残念ながら後半先制点を許します。
この時コロンビアとセネガルは0-0。
勝点でならびますが総得点でコロンビアがポーランドに3-0で勝っていた事もあり、日本には一点が欲しい展開。
と、思いきやその後すぐコロンビアが先制点！
この時点で順位は(このままいけば)
1.コロンビア…勝点6
2.日本…勝点4
3.セネガル…勝点4
4.ポーランド…勝点3
西野監督は、攻撃の武藤選手に替えて長谷部キャプテンを入れます。
出た司令は一点を取ることではなく『ボールを回して試合をこのまま終わらせる』でした。
もちろんリスクもあったわけです。
1.セネガルが一点取り、1-1のドローにして勝点を1積み上げて二位で通過してしまう恐れ。
2.日本が勝点1を一点取りに行き、イエローカード2枚以上もらいレギュレーションでセネガルより下に落ちる。
3.日本が勝点1を一点取りに行き、カウンターで更に追加点を許し0-2で負けてセネガルに総得点で負ける。
というシナリオ。
恐らく日本のコーチ陣はこの日のコロンビアとセネガルの試合も見てるでしょう。その上で西野監督に情報を渡し、西野監督はコロンビア1-0セネガルで試合が終わると賭けた。
リスクを冒してポーランドに向かい、カウンター、イエローカード問題を引き起こすより、コロンビアの勝利に比重を置いたからこそ後半の終盤のあのボール回しになったわけです。
何を重視したか？
もちろんグループリーグ突破です。
一位になるに越した事はなかった。二位での通過ならアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルなどの強豪のいるブロックに振られるわけだから。
でもあの場面で二点を狙いに行かず当初のプラン通りグループリーグ突破を選択したわけです。
見事な采配だと思います。
だってあそこから二点取りに行くにはかなりのリスクがあるから。
それにメンバー見てわかる通り、香川などの主力が出ていない。
主力を温存しつつ世界ランキング8位のチームから残り8分足らずで二点はかなりハードルが高い。
香川たちが出なかったのにはもう一つ理由があると思っています。
1.主力の疲労回復
2.控え選手の現在地
3.控え選手のモチベーションアップ
4.控え選手の調子を上げる
お陰でトーナメントで戦う選手は西野さんなりに固まったんじゃないかと思います。
川島も当たり始めて復活したし。
西野采配としては及第点以上の試合だったと思います。
ここから先は本当の本気。
負けたら終わりのスーパーサバイバルです。
駆け引きなんてもちろんありません！
昨日の試合で芸能人の足◯梨◯さんは、
「いやいや、そんな試合は見たいくない（本文ママ）」「なんというか嬉しいんだけど素直に喜べないというかなんというか 不思議な気持ちでいっぱいです」
とかとおっしゃっておりますが、ここに全てを賭けてきた選手の気持ち、勝たせたいと思って臨んでる西野監督以下コーチ陣に対して言っていい言葉じゃないと思います。
本当に悲しいかぎり。
まずはおめでとう！じゃないんだって…
三戦全て負けたわけじゃない。
みんなが努力して壁を超えてきた結果のグループリーグ突破です。
何を呟こうが思おうが勝手。たしかに。
それと同じようにあなたの意見で、それを見た人がどう思おうと勝手なんです。
その辺を感じてもらいたいなと思いました…
ではワールドカップもトーナメント！
これからもまた面白い試合が、ドラマが待ってますからね！