2016年 韓国 157分
クァク・ドウォン 國村隼 ファン・ジョンミ
結局、真相がわからない

後味が悪いというより、色んな考えをまとめる事が面白い

「思い込みや先入観の恐ろしさ」
いったい、悪魔は誰だったのか…
ジョング…娘が憑依され必死に救おうとする警官
イルグァン…祈祷師
山の中の男…よそ者
ムミョン…謎の女性
よそ者を演じた國村隼さん、怪演でしたね

途中まではよそ者はいい人かと思っていたが…
祈祷師は、ファンジョンミンが演じている時点で最初から怪しかったなぁ(これこそ思い込みか
)

謎の女性は多分悪い人ではないよね…
そう思いながら…ラストへ
観た人、それぞれ感想は違うのでしょうね
私の解釈は…
イルグァンについては、違う祈祷の場所が殺人現場になっていたり
ムミョンに会った時に慄き血を吐き、警官に「ムミョンは悪魔だ」と言ったり、
最後に殺人現場を写真に収めていたり…
怪しい…
ムミョンは警官を説得する場面で、泣き崩れるシーン。悪魔は泣き崩れないような…
山の中の男、これが一番難しい

村人達は「村の災いは全てよそ者のせいだ」と思い込む
イルグァンの祈祷と山の中男の祈祷
このシーンも意味有り気…
山の中の男は身を清めてから祈祷していたので、この時までは多分いい人だと思っていたんだけど…
ラストで手のひらに確かに「聖痕」が見えたのに、鬼に変身〜変幻自在?惑わす者?
で、私が思うに、
イルグァン…悪魔を崇拝する者
山の中の男…悪魔
ムミョン…天使
って事になりました

この映画で國村隼さんは
「第37回青龍映画賞」で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞のダブル受賞
素晴らしい


