| 病院は24H暖房が入っているから布団掛けて寝ると寝汗がすごいっ! |
| せっかく夕べシャワーでキレイにしたのに。。。 |
| 荷物の多い私。こんなときに役立つグッズもちゃ~んと持ってきてるのだ!! |
| 朝、何時頃だったろう。 |
主治医がわざわざ部屋に寄ってくれて 『今日1番で手術だから。9時からね』と。
|
8時半には点滴やら導尿カテーテルがつながれるらしいので その前に手術着に着替えたり配られた着圧ソックスをはいたり、 |
初めてのT字帯なるものをつけたり。
|
| そんなあられもない姿をしてるときに、隣のベッドの親切なおばちゃんが、 |
『私今日ひとあし先に退院するから。 あなたが戻ってくるころにはいないので挨拶しとくね』と。 |
| たったひと晩だったけど、本当に親切にしてもらって感謝だな |
| そんなこと思っていたら向かいのベッドのおばあちゃんも |
『私も今日退院するから。あなた、頑張ってね。大丈夫よ』って わざわざ言いに来てくれた。 |
| 何だ、この327号室!!泣けるじゃないか |
そうこうしているうちに8時半がすぎ、 看護師チームが私の世話焼きにきてくれた。 |
| 点滴、刺さらないらしぃ。。。 |
| 2回失敗したトコで別のヒトに変わったが、またダメ |
| なので看護師でなく、私が悪いのだろう。。。 |
内出血を3つこさえて4回目に無事装着された。
|
| 導尿カテーテルも通されたころには、とっくに9時を回っていた。 |
| 手術室までは点滴をガラガラ引きながらスタッフについていった。 |
ブログの情報で『手術室がせまい』とか書かれていたが そんなに感じなかった。 |
少なくとも私の自宅より広いと思う。
|
| 手術室に入ると、7人くらいのスタッフが私を待ち構えていた。 |
『体重を教えてください』と聞かれ、この7人に私の体重がバレてしまった
|
最初は『手術台に腰かけてください』と言われ腰かけると、 後ろから手術着がはがされ背中にシップみたいな冷たいシートを貼られた。 |
いよいよ手術台に横になると、獲物にかかるライオンのように あっちからもこっちからも手が出てきて |
あっという間に手足が固定されてしまった。
|
| こんなときに限って鼻がかゆいんですけどーーー!!! |
| まぁ、麻酔が効けば忘れるだろう。もう少しの我慢だ。あ~でもかゆいっ!!! |
| この手術は右足付け根からと右首からの両方カテーテルを挿入する。 |
| 頭と顔に写真家が使うような暗幕シートみたいのがバサっとかぶせられ |
| 『顔を左に向けてくださ~い』と言われた。 |
おいおい。。。 まさかこのシートの上からやみくもに刺すんじゃないだろうなぁ。。。怖いな |
主治医の声だけ聞こえる。。。『今、出てるから行こう!!』 たぶん、つながれた心電図モニターに不整脈が出てたのだろう |
やみくもに首を刺されるんじゃないかと首に全神経を集中させていたとき、 『はい、只今の時刻9時31分』という声が聞こえた。 |
いよいよ手術開始か…。30分も遅らせてしまったな。 忙しい主治医を待たせてしまった。申し訳ない。 |
ブログの情報と病室の先輩情報では、 足の付け根の麻酔が結構痛いとか気持ち悪いとか。
|
私、何にもわかりませんでした
|
| 麻酔をかける前に寝てしまったのだろうか? |
それとも脂肪が多すぎて刺したことに気付かなかったのだろうか?
|
| あ~。それにしても首に刺すのいつかなぁ。怖いなぁ。 |
| 『もう首も刺さってますよ~』 |
| えぇ~っ?なぜ私が聞きたいことがわかったのだろう? |
| すごいなぁ誰だこのヒトは。 |
しかも、首に刺したのも痛みゼロか。。。
|
| 続いて主治医は『鼻チューブ入れて』と誰かに指示をした。 |
| あぁ。これもブログで見たわ。結構つらいって言ってたな。嫌だなぁ。 |
うわぁ~。 ってか何で入れたチューブを鼻の中で振るかなぁ。痛いぜよ。。。 |
| 『痛い』って声が出てしまったみたい。 |
| 主治医が足の付け根から入れてたカテーテルのことかと一瞬手を止めたが、 |
| 『鼻痛い~。そっち(足)は全く感じないです』と言った。 |
主治医はすぐ『○○さんに代わって。○○さ~ん』と呼び、 ベテランらしき女性の方が今度はスッと入れてくれた。 |
| まぁそれでも一瞬は気持ち悪いけど。 |
| 私の記憶はいったんはここまで。 |
| しばらくすると、こともあろうか、私、自分のいびきで目が覚めた。 |
| 麻酔で眠っているにもかかわらず自分のいびきが聞こえたって。。。 |
| どんだけデッカイいびきをかいていたのだろうか。 |
| しかも一応女性なのに |
| それから何度も自分のいびきで目が覚めるということが繰り返された。 |
恥ずかしいから起きとこうと思うんだけど、 これが麻酔のチカラなのかまた眠ってしまうのであった。 |
『造影剤、#$%&~』 と聞こえた。 そっか。造影剤を入れるのか。知らなかった。 |
何度目かに目覚めたとき、 主治医の『治してあげたいんだよね。もう一度。次12時から』 |
| みたいな声が聞こえて本当に嬉しかった |
たぶん、うまく遮断ができず残ってしまったのを もう少し時間をかけてやってくれようとしているのだ。
|
前にも書いたとおり、10日のアブレーションの予定表は真っ黒で みんなが病室でドキドキしながら待っているのだ。 |
私の点滴が刺さらなかったことで開始30分も遅れ、 さらにしつこい電気信号のために手術に時間がかかっている。 |
| なのに主治医とこのチームは私のために頑張ってくれてる |
| 私が聞こえているから言ったんじゃないのが更に嬉しい |
| そしてまた私は眠りに落ちた。 |
| 主治医が私に何か話しかけてる。 |
| ん?S先生のハナシだ。なんかS先生を褒めてる。 |
| 私も『口数少ないけどいい先生ですよ』とS先生を褒める。 |
| S先生とは、私を横須賀共済病院へ紹介してくれた◆◆病院の医師である |
| ん?今度はうちのダンナさんのハナシをしてる |
| 麻酔のせいかボーっとしか思い出せないが随分褒めてくれてた気がする。 |
私は『なんかあの人トモダチ多いんですよ~』とか わけわかんないこと言ったなぁ。 |
これは、麻酔の覚め度のテストなのかなぁ?
|
手術室の時計は12時31分を指していた。ちょうど3時間か…。 気持ちイイくらいピッタリだ。 |
| そしてまた記憶が途切れる |
| 次に目が覚めたらストレッチャーで手術室を出ていくところだった。 |
| ストレッチャーって結構スピード出るもんなんだ(笑) |
| というより今日は予定がいっぱいの日。 |
朝いちばんの私が昼過ぎに終わったら 最後のヒトは何時になってしまうのだろう。。。 |
| そしてまた主治医は昼抜きなのだろうか。。。 |
しかし、あれだけの手術で鼻チューブ以外何の痛みも感じないとは、 主治医様、間違いなくあなたは私のゴットハンドです。 |
ありがとうございました
<文字数制限のため No.2へ続く> |