雲ひとつない青空の下で | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

この道の彼方 君の住む町がある

二日違いの誕生日をまだ覚えているかな?

忘れてしまいたい記憶 消し去れない僕がいる

必然のようで偶然の出逢い 愛し過ぎていただけの僕


一年後の同じ日 飽きもせず行った場所に君の姿は無かった

君と僕は消えてしまった 探しても見付からないから

Good byeよりもSee you againであればよかったのに…


水平線の彼方 懐かしの港町がある

今頃君はどうしているのだろう?

考えても無駄なのに考えてしまう僕がいる

偶然のようで必然の出逢い 短かった君との時間


一年後の同じ日 涙隠して行った場所に君の姿は無かった

かすかな期待は脆くも崩れて 下を向いて家路を急ぐ

Good byeよりもSee you againを言いたかっただけなのに…


海岸通りに車停めて タバコに火をつけて物思いにふけている

助手席にいてほしかった君を想う

ただの偶然の出逢い 忘れ方を知らない僕


数年後の同じ日 涙乾いても行ってしまうのだろう

君から貰った手紙 破いて捨ててしまったのに

Good byeよりもSee you againであり続けるために…


堤防に描かれた絵を見つめながら黄昏ている僕

雲ひとつない青空の下で僕だけ曇っているのがおかしくて笑った