PASMO(パスモ)について | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

①PASMOで運賃二重引き落とし 首都圏のバスで6万件、総額1100万円

9月11日12時52分配信 産経新聞


首都圏のバス会社25社で利用できるIC乗車券「PASMO(パスモ)」でバスの運賃を二重に引き落としていたことが11日、分かった
 二重引き落としはパスモがバスに導入された昨年3月から今年7月までに約6万件、金額にして約1100万円にのぼるとみられる。
 首都圏のバス会社が加盟するバス共通ICカード協会などによると、二重引き落としは今年7月、乗客の指摘で発覚。カードを車載器にかざしたときに、データのやりとりに不具合が生じるとブザーが鳴るが、その際、運賃がすでに引き落とされているケースがあるという。
 しかし、運転士が運賃が引き落とし済みなことに気づかずに機器をリセットし、再度、カードをかざすよう乗客に求めることで二重引き落としが起きていた。
 同協会では「ご迷惑をかけて申し訳ない。早急にコールセンターを設置して過分にいただいた料金は返却したい」と話している。



②パスモ、スイカ 二重引き落とし 首都圏バス56社6万件

9月12日7時51分配信 産経新聞

 首都圏の鉄道・バスで利用できるIC乗車券「PASMO(パスモ)」と「Suica(スイカ)」でバスの運賃を収受する際、運賃が二重に引き落とされていたことが11日わかった。事業者で構成するバス共通ICカード協会によると、二重引き落としはパスモとスイカがバスに導入された昨年3月から今年7月までに56社で行われ、件数で約6万件、金額にして約1100万円にのぼる。

 カードを車載器にタッチしたときに、データが十分に読み取れないとブザーが鳴るが、その際、運賃がすでに引き落とされているケースがあるという。運転士が運賃が引き落とされているか確認しないで機器をリセット。カードを乗客が再びタッチして二重引き落としが起きていた。

 乗客の指摘で発覚、同協会は「運転士への指導・教育の不徹底が原因。誤操作防止の指示を徹底する」としている。同協会は19日から問い合わせ窓口(フリーダイヤル0120・229・422、月曜~土曜・午前9時30分~午後5時)を設置して返金に応じる。



■感想

えぇ。そうなんです。今のところお客様からの直接の問い合わせは無いのですが…。運転士側の責任が大きいと報じられている様に解釈出来ます。勿論、認めるところは認めますが、目新しい便利な物に喰い付き、安易に導入した結果であると富蔵は考えます。責任転嫁をするつもりはありません。誤操作も要因の一つではありますが、警告音が鳴った時点で引き落とされているのは、設計上のミスであると考えます。見直してほしいと思います。初めは再タッチしてもらっていますが、それでも反応しないと「リセットをすれば良い」という事を聞いていましたからリセットもしていました。

富蔵のバスにご乗車されたお客様で過収受された方がおりましたらお心より詫び申し上げます。バス事業に対する信頼の回復に全力で取り組んで参る所存であります。


パスモ