感情の欠片もなく書かれた偽善的な文章が「終わり」を告げる一枚の紙切れに我が人生を悲観する。
湿度が気になり始める季節に布団に深く深く潜り込み、瞳から無色透明の液体が溢れ出ていたんだ。
言葉にならない想いもやがて色褪せることを知らずに…。
永遠に朝陽が昇らなければと熱望さえした僕の気持ちが誰かに伝わるかな?
根拠のない自信がまたひとつ僕を駄目にするから。
せめて壊れかけた感情が少しでも長続きしまうように…。
綺麗事で塗り固められたはずの粘土細工は時間が経過しても何故か変形自在で相変わらず僕を苦しめます。
行き先が不透明な事実を遠く遠く飛ばし、瞳から無味無臭の液体が溢れ出ていたんだ。
「傷付くことも時には大事だよ」と誰かが僕の耳元で囁いた…。
僕が僕をやめたらと仮想さえした僕の気持ちが誰かに伝わるかな?
想えば想うほどに遠ざかる淡い恋心のように綺麗に散りました。
せめて屈折した僕の感情で誰も彼もが苦しみますように…。
古傷が痛む季節に空想を散歩した一人ぼっちの僕
消えてしまいたい…。