私が小~中学生のころはまだ地上波でF1中継があり、おもに日曜深夜に決勝が放送されるのでテレビにかじりついて観ていました
当時はF1に参戦するチームがたくさん存在し、予選に出るための予備予選なんてものもありました
90~92年はマシンの変革期でもあり、当時は画期的だった空力デバイスのハイノーズや、セミオートマチック、アクティブサス(確か当時はリアクティブサスと言ってたような…)、テレメトリーシステムなどのデジタルデバイスが導入され始めた時代です
エンジンに関してもフェラーリやホンダ、ヤマハにフォードやランボルギーニなどのメーカーのV8~V12エンジンが混走し、本当にワクワクしながら観ていた記憶があります
ほとんどの人がフェラーリやマクラーレンを応援するなか、私は密かにいつもミナルディを応援していました
『ミナルディ』はいつも最下位争いをしているチームで、私のハンドルネームの由来でもある『万年テールエンダー(最後尾)』などと揶揄されることもありました
ただ、F1のモーターホームではミナルディのケータリング(特にパスタ)は美味しいことで有名だったらしく、食事ではF1界で1位だったそうです
今回作製したのはそんなミナルディの91年~92年に活躍したマシン『ミナルディ・M191B』です
私はこの黒・白・黄色の塗りわけが本当にカッコ良いと思っていて、歴代のF1マシンの中でも個人的ベスト3に入ります(1位はロータス102Dで、2位はレイトンハウスCG901)
テールエンダーと揶揄されていたものの、フェラーリエンジンを積んだ91年には速さをみせてコンストラクターズランキング7位を獲得しました
ただ、毎戦スポンサー探しに奔走していて出走も危うく、いつも違うスポンサーがついていたことと小さいスポンサーロゴが多かったイメージがあります
私の記憶ではミナルディとしての優勝はおろか表彰台に上がったことすら一度も無かったと思いますが、廻り廻ってトロ・ロッソとなり後にF1王者にもなったセバスチャン・ベッテルが2008年に雨のイタリアGPで優勝したのは感慨深かったです
晩年は新人ドライバーや日本人ドライバーが加入することも多く、フェルナンド・アロンソもこのチームがF1デビューでした
ドライバーは『ミスター・ミナルディ』こと、ピエル・ルイジ・マルティニです
このマシン、91年に『ミナルディM191』としてフェラーリエンジンを積み、同じ型のマシンで92年にはランボルギーニエンジンを積む(M191B)というスーパーカーが大好きな私にはたまらない経歴をもっています
長々と書いていまいましたが、それくらい思い入れのあるマシンの完成はひとしおでした♪
備忘録
ボディ:TRG 92M
ボディ:PS-1 ホワイト PS-5 ブラック PS-6 イエロー
ウイング黄色部分:カッティングシート イエロー
フロントウイング:タミヤカスタマー ロータス102Bフロントウィング
リアウイング:タミヤカスタマー 19338122 リヤウインク゛(白色)(F104WGP)の黒色
ホイール:TRG フォーミュラ スポンジタイヤ用ホイール
ドライバー:TRG 5064 1/10 ドライバーヘルメット 08
デカール類:自作
よく見ればいろいろ違うし塗装などもかなり雑なところもあるのですが、自分が満足していれば良いと思うし『趣味』ってそんなもんだと思っているので、『誰かに自分の価値観を押し付けたり、相手の価値観を否定しなければそれで良い』と思ってます(笑)